|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 格 : [かく] 1. (n,n-suf) status 2. character 3. case ・ 格下げ : [かくさげ] 1. (n,vs) demotion 2. downgrading ・ 下 : [した, もと] (adv) under (esp. influence or guidance) ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
格下げ車両(かくさげしゃりょう)とは、優等車両(特別席車両や優等列車用車両、観光バス)を一般用に改造・転用した鉄道車両もしくバスのことである。格下げ車とも呼ばれる。 車両の性質上、高速・長距離走行と快適性が重視される優等車両〔PHP研究所 梅原淳『雑学3分間ビジュアル図解シリーズ 特急列車のすべて』p. 78〕は接客設備や性能は時代とともに変化するため後継車両が登場すると見劣りすることがあり、程度が良くても性能や設備にランクの劣る車両は格下げの体制で一般車両に転用していた。昨今では車両の水準が向上したことや一貫して優等車両を使用する方針に転換しつつあること、バスにおいてはバリアフリーに難があることなどから以前と比べ格下げ車両は減少傾向にある。 ==鉄道== ===優等車(特別席車両)の格下げ=== 優等車の陳腐化による格下げは、古くから多く行われている。優等車はある程度の水準を保つ必要があることから、新型優等車の登場に伴って旧型優等車が格下げされるのは、必然の流れであった。一等車、二等車がそれぞれ二等車、三等車に格下げされるばかりでなく、合造車や非旅客用の荷物車や郵便荷物車、事業用車に改造される例もあった。一般用の車両ばかりでなく、皇室用の供奉車が種車になった例もある。 日本国有鉄道(国鉄)・JRの座席車ではリクライニングシートを備えた特別二等車(特ロ)に比べて設備が劣るボックスシート・転換クロスシート・回転クロスシートを備える並型二等車(並ロ)は1968年までに近郊形車両であるサロ110形・サロ111形を除いて二等車(普通車)に格下げされている。グリーン車では急行形車両においては四国・九州地区で使用されていたキロ28形の座席を交換することなく格下げし、普通車の指定席に転用したキハ28形5000番代・5200番代が存在したほか、交直流電車では先頭車の絶対数不足からサロ165形・サロ455形から改造したクハ455形600番台が存在した。特急形車両では極めて異例であるが、485系電車においては東北特急廃止で余剰となったクロ481形を九州地区への転用に際し格下げ改造したクハ481形600番台、「ひたち」のモノクラス化及び短編成化に際してサハ481形の絶対数不足からサロ481形・サロ183形・サロ189形から格下げ改造したサハ481形300番台やクハ481形1100番台、「しらさぎ」用付属編成の捻出及び「スーパー雷鳥」用編成の10両貫通編成化を目的として同じくサロ481形から格下げ改造したサハ481形500番台が存在した。 ファイル:JRKyushu Kiha28-5200.jpg|キハ28形5200番台 ファイル:JRKyushu kuha455-605.jpg|クハ455形600番台 ファイル:JR Kyusyu kuha481-601.jpg|クハ481形600番台 ファイル:JR EC T481-501.jpg|サハ481形500番台 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「格下げ車両」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|