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桂珠子 : ミニ英和和英辞書
桂珠子[かつら たまこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けい, かつら]
 (n) (abbr) knight (shogi)
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

桂珠子 : ウィキペディア日本語版
桂珠子[かつら たまこ]

桂 珠子(かつら たまこ、1912年7月15日 - 没年不詳)は、日本の女優である〔キネマ旬報社, p.93.〕〔姫路ほか, p.88, 156.〕〔文藝春秋, p.157.〕〔''桂珠子''、''jlogos.com'', エア、2013年4月11日閲覧。〕〔''桂珠子''日本映画データベース、2013年4月11日閲覧。〕〔''桂珠子''、''桂たま子''、日本映画情報システム、文化庁、2013年4月11日閲覧。〕〔''桂珠子''日活データベース、2013年4月11日閲覧。〕〔''桂珠子''東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年4月11日閲覧。〕。出生名:秋山 演子(あきやま のぶこ)、結婚後の本名:印南 演子(いんなみ のぶこ)〔〔。
== 人物・来歴 ==
1912年明治45年)7月15日岡山県吉備郡高松町大字稲荷山(現在の同県岡山市北区高松稲荷)に生まれる〔〔〔〔。
旧制・庄内尋常高等小学校(現在の岡山市立庄内小学校)を卒業し、英国聖公会系の旧制・松蔭高等女学校(現在の松蔭高等学校)に進学する〔。両親は早くに亡くなり、叔母の手で育てられたが、叔母も亡くなってしまう〔。1930年(昭和5年)3月、同校を卒業し、大阪・長堀橋高島屋大阪店に就職する〔〔〔。同店に勤務していたところを当時、帝国キネマ演芸専務取締役であった立花良介の妻に認められて、同社にスカウトされ、翌1931年(昭和6年)3月5日に同社に入社する〔〔〔〔。同年4月1日に公開された『紅のばら』(監督曾根純三)に水原玲子の助演として出演して、満18歳で映画界にデビューした〔〔〔〔〔〔。天涯孤独の身ということもあり、立花夫妻には非常にかわいがられたと伝えられている〔。英百合子主演の『母なればこそ』(監督川浪良太)で大役を得る〔〔〔〔〔。
同年8月28日、同社は新興キネマに改組され、桂は新興キネマに継続入社した〔〔〔〔〔。1932年(昭和7年)3月17日に公開された『悲しみの天使』(監督印南弘)で「津村夫人」を演じる歌川八重子の娘「園枝」を演じて認められ、主演を張るようになり、1933年(昭和8年)2月8日に公開された『ふらんす人形』(監督印南弘)は桂の代表作となる〔〔〔〔〔。同年、10歳年上の映画監督・印南弘(いんなみ ひろし、1902年 - 1938年)と結婚、1934年(昭和9年)10月11日に公開された『七宝の桂』(監督寿々喜多呂九平)を最後に夫婦そろって同社を退社、東京に移り、そろって日活多摩川撮影所に移籍した〔〔〔〔〔。夫の印南は病気がちで、移籍後の監督作はついになかった〔印南弘 、日本映画データベース、2013年4月11日閲覧。〕。1936年(昭和11年)に出産、同年10月に復帰以降、トーキーにも出演したが、1937年(昭和12年)7月1日に公開された『街の旋風』(監督清瀬英次郎)を最後に同社を退社、舞台実演に転向した〔〔〔〔〔〔。このころ、大蔵省に入省した大平正芳の回想によれば、省舎の近くに「桂」というビリヤード店があり、桂は同店を経営していたようである〔大平, p.63.〕。
新興キネマの時代は「泥臭き新興キネマの土壌に植えられたモダンの若樹」と評されたが〔、最終的には「病夫を支え、女優として大成せず」と評される〔。1938年(昭和13年)、夫の印南弘が死去している〔〔〔〔。1943年(昭和18年)2月、「川浪良太郎一座」の主演女優として、南光明とともに京都座に出演した記録が残っている〔国立劇場, p.19.〕。その後、満洲国(現在の中華人民共和国東北部)に移住する〔〔〔。同国黒河省の黒河地区(現在の中華人民共和国黒竜江省黒河市)に「ニュー銀座」という店を経営した〔満拓会, p.7.〕。
第二次世界大戦後は、満洲から引き揚げ、首都圏に暮らしたと伝えられている〔〔。没年不詳

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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