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桃介橋 : ミニ英和和英辞書
桃介橋[ももすけばし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もも]
 【名詞】 1. peach 2. prunus persica (tree)
: [かい]
  1. (n,vs) shell 2. shellfish 3. being in between 4. mediation 5. concerning oneself with
: [はし, きょう]
 【名詞】 1. bridge 

桃介橋 : ウィキペディア日本語版
桃介橋[ももすけばし]

桃介橋(ももすけばし)は、長野県木曽郡南木曽町読書(よみかき)にある木曽川に架けられた桃の橋とも称される。
1922年大正11年)に完成した木橋であり、一時は破損・老朽化のため使用を取りやめられ、廃橋の町議会決議を受けるに至った。しかし撤去のための費用がなかったために実際に廃橋とはならず、1993年平成5年)に南木曽町のふるさと創生事業である「大正ロマンを偲ぶ桃介記念公園整備事業」の一環として復元され、再び渡河の用に供されるようになった。
意匠的・技術的に優秀であるとして、読書発電所施設の一部として国の重要文化財に指定されている〔。
== 構造 ==
4径間の吊橋であり、橋桁鉛直方向に吊るとともに、水平方向にも地面からワイヤーで支えた吊り状構造になっている。橋桁トラスは木造で橋長は247.762 mと、木造吊橋としては日本でも有数の長さである。3基の橋脚のうち中央の橋脚には河川敷に下りる石階段が設けられ、川に親しめる工夫がなされると同時に橋脚の安定が図られている。「桃介橋保存・活用検討特別委員会」のメンバーであった当時名古屋大学在籍の馬場俊介は、論文「桃介橋の修復事業の検証 〜 力学的安全性照査の重要性」(1994年)において、「本来は堅牢な構造とすべき中央橋脚が逆に最も脆弱な構造となっていることが、桃介橋の復元計画において最も難しい問題を提起した」との趣旨でこの点に触れている〔。
復元事業実施に当たっては「桃介橋保存・活用検討特別委員会」において、「安全性の保持」を必須要件とした上で「将来にわたり実施可能な維持・管理」と「文化財としての保存」の2つの要件のバランスをどのような形で取るかに注意が向けられた〔。これにより、必ずしも大正期当初の建設時に用いられた材料や構造に固執することなく柔軟に変更を加えつつも、強度不足の問題を人数制限により回避するなどの運用面からの方策があわせて取られている〔。
架橋当初は発電所建設資材の運搬を目的としていたことから、橋中央にはトロッコのレールが引かれていた。復元に際しても文化財としての価値を残すという観点から、その痕跡を残すように配慮されている〔。
* 橋長 - 247.762 m
* 幅員 - 2.728 m
* スパン -
:
* 中央2径間 104.442 m, 104.496 m
:
* 左岸側1径間 23.950 m
:
* 右岸側1径間 14.874 m
* トラス高 - 2.333 m
* 主塔高 - 鉄筋コンクリート部13.300 m, 練石基礎部(中央)14.326 m

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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