翻訳と辞書
Words near each other
・ 桃山文化
・ 桃山時代
・ 桃山晴衣
・ 桃山町
・ 桃山町 (曖昧さ回避)
・ 桃山町調月
・ 桃山自動車
・ 桃山虔一
・ 桃山郵便局
・ 桃山養護学校
桃山駅
・ 桃山駅 (京阪)
・ 桃山駅 (大阪府)
・ 桃山駅 (黒竜江省)
・ 桃山高校
・ 桃山高等学校
・ 桃岩荘
・ 桃岩荘ユースホステル
・ 桃巌寺
・ 桃川


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

桃山駅 : ミニ英和和英辞書
桃山駅[ももやまえき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もも]
 【名詞】 1. peach 2. prunus persica (tree)
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [えき]
 【名詞】 1. station 

桃山駅 : ウィキペディア日本語版
桃山駅[ももやまえき]

桃山駅(ももやまえき)は、京都府京都市伏見区桃山町鍋島にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線である。伏見城の南西部に位置する。
== 歴史 ==
奈良鉄道の手で開業した当初、当駅から京都駅までは伏見駅経由のルートであったが、1921年の東海道本線の馬場駅(現・膳所駅) - 京都駅間のルート変更に合わせ、同線旧ルートの稲荷駅 - 京都駅間を編入した現在のルートに切り替えられた。なお、旧線の当駅 - 伏見駅間はしばらく貨物線として存続していた。
もともと伏見 - 木幡間に駅を設ける予定はなかったが、当時、近くに西本願寺の三夜荘という別荘があり、ここからの風景を愛した大谷光尊法主の強い要望と主張により、「桃山」という名称の駅を作ることになった。駅の設置に関して奈良鉄道から寄付が求められたため、伏見町、堀内村、大谷光尊法主がそれぞれ500円ずつ寄付した。「寄付でできた駅であるので、駅名は地元で決めて欲しい」ということになり、地元は地元の村名をとって「堀内」を希望したが、大谷光尊法主が強く「桃山」を主張したので桃山駅となった〔『老人が子等に語る伏見風土記 / 伏見区老人クラブ連合会:著 山本真嗣:監修』より〕〔なお、「堀内」の駅名は後に現在の近鉄丹波橋駅が、1928年(昭和3年)奈良電気鉄道京都 - 桃山御陵前間開通時から1945年(昭和20年)まで使用した。〕。
1912年(明治45年)7月30日明治天皇が崩御。伏見桃山が陵墓地に選定され、桃山駅は国鉄奈良線のなかの一駅ではなくなり、大葬列車を迎えるため、急いで拡張と整備の工事がなされた。現在、踏切を挟んだ駅の北側のマンション群は、柩が下車した仮停車場と駅前広場の跡地である。マンションの工事が開始される前は、この時のプラットホームの一部が残っていた。
現在の桃山駅のホームは3番線までだが、かつては5番線まであり、現在の3番線ホーム北側にある保線作業車用の留置線はその名残である。また、駅南側にある老人ホームが建設される前までは、その場所に広い敷地とかつてのホームと線路の遺構が残されていた。
また、駅から御陵参拝口まで敷地は広がり、現在のホームから2本の跨線橋があり、その向こうの高台に多くの改札口が並んでいた。この改札は「御陵口」と呼ばれ、1928年(昭和3年)から1951年(昭和26年)まで使用され、敷地の大部分は住宅地になるか森に還っている。現在の改札口は貨物用として使われた。
御陵口改札の前は玉砂利を敷き詰めた広場で、その向こう側に明治天皇や乃木将軍に関するものを扱う土産物屋が並び、日の丸も林立していた。昭和になり、日本の軍国化の動きと連動し「明治天皇桃山御陵参拝」が日本中で行われるようになり、国鉄桃山駅は整備拡大を続け、貴賓室が設けられ、桃山駅長は「指定職」という京都駅なみの地位に格上げされた。1932年(昭和7年)の1月の桃山御陵参拝人数は約15万人、この年10万を超えた月は6ヶ月もあり、桃山駅の1日乗降客が8万人といわれた日もあった。
第二次世界大戦後は、駅は活気を失い参道の商店街も消えて御陵の森と呼ばれる現在の姿になった。御陵の森の中には当時の建物跡を見つけることができる〔『語りつぐ京都の戦争シリーズ2・京都の「戦争遺跡」をめぐる/平和のための京都の戦争展実行委員会:編/池田一郎.鈴木哲也:著/つむぎ出版』より〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「桃山駅」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.