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桐壺更衣(きりつぼのこうい)は、紫式部の物語『源氏物語』の登場人物。主人公光源氏の母。 == 境遇・立場 == 按察大納言と北の方との一人娘で、桐壺帝の更衣。後宮では後ろ盾が無いこともあり、局として清涼殿からもっとも遠く不便な淑景舎(桐壺)を与えられたことから桐壺更衣と称する。早くに父親を亡くしたが、父の遺言を受けた母北の方の尽力により、一族再興の期待を背負って入内した。出家した兄が一人いる(「賢木」)。 特別身分高い出自ではなかったが、桐壺帝の寵愛を一身に受けていたため、他の女御、更衣たちから疎まれたうえ、彼女らの後ろ盾である重鎮の貴族からは楊貴妃にあてこすられて、有形無形の嫌がらせを受けた。その心労から病気がちになり、帝の第二皇子(光源氏)を出産するも、源氏が3歳の夏に病状が急変、里下り直後にそのまま死去。女御にもできなかったことを後悔した帝により、従三位を追贈された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桐壺更衣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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