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桑原 やよ子(くわはら やよこ、生没年不詳)は江戸時代中・後期の国文学者で『うつほ物語』の研究で知られる。 == 略歴 == 仙台藩江戸詰めの藩医桑原隆朝如璋(1700年ころ-1775年)の妻で、古典文学に通じていた。特に平安時代の長編小説『うつほ物語(宇津保物語)』の年立の研究では先駆的な役割をになった〔関(2008)p.15〕。著書に研究書『宇津保物語考』があり、日本古典全集『宇津保物語五』〔正宗敦夫編纂・校訂『日本古典全集 宇津保物語五』日本古典全集刊行會、1933年初版。〕や覆刻日本古典全集『うつぼ物語 4』〔『覆刻日本古典全集 うつぼ物語 4』現代思潮新社、1982年。ISBN 9784329006479〕に収載されている。このなかでやよ子のつくった系図は、日本において、複雑な人間関係を図示した最初といわれている〔関(2008)p.14〕。 『宇津保物語考』は、安永年間(1772年-1780年)成立とみられ、国文学者村田春海(賀茂真淵の高弟)はこれを読んで感心し〔関(2008)p.12〕、人に書き写させて寛政3年(1792年)、巻末に自分の手でその経緯を説明した写本をつくった〔関(2008)p.13〕。この写本は天保年間(1830年-1843年)に井関隆子によっても書写されており〔、江戸後期の国学者のあいだでは有名であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桑原やよ子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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