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桜人(さくらひと、さくらびと)とは、 *源氏物語の古注釈、梗概書、源氏物語巻名目録や源氏物語古系図などの一部に現れるかつて存在したが今は内容が失われてしまったと考えられている源氏物語の巻名である。本項で詳述 *室町時代に作られたと考えられる源氏物語の補作である雲隠六帖の第三帖の巻名。(雲隠六帖における)雲隠の並びの巻であるとされている。なお、雲隠六帖の中の「桜人」を上記の「桜人」と明確に区別するときには「六帖系桜人」と呼ばれることがある〔稲賀敬二「幻(雲隠六帖)」山岸徳平・岡一男編『源氏物語講座 第4巻 各巻と人物 2』有精堂、1977年(昭和52年)。のち「幻巻と「雲隠六帖」 六帖系「桜人」巻以下の性格」として『 源氏物語研究叢書 4 源氏物語注釈史と享受史の世界』、新典社、2002年(平成14年)8月、pp. 291-292。 ISBN 4-7879-4928-4 〕。 == 概要 == 桜人とは、源氏物語の古注釈、梗概書、源氏物語巻名目録や源氏物語古系図などの一部に現れるかつて存在したが今は内容が失われてしまったと考えられている源氏物語の巻名である。「花見」の名で呼ばれることもある。 源氏物語の巻数は、現在は54巻とされているが、古くは60巻とされる場合もあり、ある時期まではその範囲や内容は揺れていたと言える〔伊井春樹「源氏物語は何巻あったか」『三省堂選書 源氏物語の謎』三省堂、1983年(昭和58年)5月、pp.. 203-205。 〕。やがて源氏物語が古典・聖典化するとともに青表紙本や河内本の整定など本文の正規化が進むことになり〔伊井春樹「物語の整理」『三省堂選書 源氏物語の謎』三省堂、1983年(昭和58年)5月、pp.. 208-210。 〕、それとともに「どのような範囲のものを源氏物語とするか」についても不確定な部分が消えていき、この桜人や巣守、輝く日の宮など、現行の54帖に含まれない巻は源氏物語から除外され、やがて本文も失われていったと考えられる〔伊井春樹「桜人の巻の消滅」『三省堂選書 源氏物語の謎』三省堂、1983年(昭和58年)5月、pp.. 205-207。 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桜人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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