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桜堤駅(さくらづつみえき)は、東京都小平市上水本町4丁目(当時は北多摩郡小平町鈴木新田)に存在した西武鉄道多摩湖線の駅。 国分寺 - 一橋大学(現、一橋学園)間に存在した。 == 概要 == 多摩湖線が玉川上水を渡るところにあった駅で、当初は上水の北側に設置されていた。しかし、北にあった小平学園都市に東京商科大学予科(現在の一橋大学小平校舎)が移転して来ることになり、通学用に商大予科前駅(後の一橋大学駅、1966年(昭和41年)に小平学園駅と統合されて一橋学園駅となり、廃駅)が新設されることになった際、あまりに近接しすぎていたために200メートル南に移設され、玉川上水の南の桜並木の中に収まった。 当時、玉川上水沿いの桜は「小金井桜」として知られており、花見の季節には多くの観光客が訪れた。当駅はその観光客目当ての観光駅で、「電車を降りなくても花見が出来ます」とのキャッチフレーズを引っさげて開業した駅であった。 また、多摩湖線の前身である多摩湖鉄道が乗客の伸び悩みに苦しんだ挙げ句の窮余の策として、当駅そばの広場で「列車の乗客に限り入場無料、それ以外は入場5銭」とする映画会を開いたこともある。これが大好評となり、入場料5銭よりも国分寺駅から当駅までの子供運賃の方が2銭安いことに気づいた近所の子供たちが、わざわざ国分寺まで歩いて列車に乗って来る珍事もあった。観光駅らしいエピソードというべきであろう。 その一方、当駅から厚生村駅まで数百メートル単位で駅が続いている状態であること、さらに元が観光駅であることから戦争末期の1945年(昭和20年)に休止され、戦後にそのまま廃駅となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桜堤駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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