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梁山泊 : ミニ英和和英辞書
梁山泊[りょうざんぱく]
(n) place of assemblage for the bold and ambitious
===========================
: [はり]
 【名詞】 1. a beam 
梁山泊 : [りょうざんぱく]
 (n) place of assemblage for the bold and ambitious
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [とまり, はく]
 (n,suf) counter for nights of a stay
梁山泊 : ウィキペディア日本語版
梁山泊[りょうざんぱく]

梁山泊(りょうざんぱく)は、中国山東省済寧市梁山県の周辺に存在した沼沢である。この沼を舞台とした伝奇小説水滸伝』では周囲800里とうたわれた大沼沢であった。
『水滸伝』での意味が転じ、「優れた人物たちが集まる場所」、「有志の集合場所」の例として使われることもある(#日本での人気梁山泊 (曖昧さ回避)を参照)。
イギリスで発行された英語版『水滸伝』では、「EDEN(エデン)」と表記されていた。
== 歴史 ==

梁山泊のあった場所(現在の山東省西部)は、黄河によって形成された海抜ゼロメートル以下の内陸低地であり、一帯は古くから黄河の氾濫が繰り返されることによって無数の水路と沼沢が生まれた。特に五代十国時代944年の黄河の氾濫のとき堤防が決壊して河水が流れ込み、この地には大沼沢が生まれた。梁山泊の名があらわれるのは五代から北宋の頃で、近くに梁山という名の山があったことから梁山泊と呼ばれた。
梁山泊の上流にあたる現在の河南省東部では黄河の大氾濫が北宋の時代にも1019年1077年と相次ぎ、梁山泊はさらに規模を大きくした。やがて11世紀の末頃から、水路とかつては小丘陵だった島が入り組んだ梁山泊は盗賊や政府に反抗する者たちの巣窟となり、宋王朝を大いに悩ませた。
北宋にかわってこの地を支配したの時代の1194年には黄河の大氾濫が起こって河はこの地域で南北に分かれ、山東半島の南、淮河の方面に流れる南流が1855年まで700年にわたって本流となるが、その当初は黄河は梁山泊に注いで分かれていたという。その後、頻繁な河道の変遷を経てやがて干上がり始め消失した。
梁山泊近辺に横行した反抗者の中でも、北宋末期の12世紀初頭に河北で蜂起し山東一帯で10郡を制圧した宋江の反乱軍は猛威をふるった。14世紀の時代に編纂された『宋史』侯蒙伝には、「宋江 京東に寇す」「(宋)江 三十六人を以(ひきい)てに横行し、官軍 数万なるも敢えて抗する者無し」とある。まもなく宋江の反乱は鎮圧されるが、やがてこの史実をもとに、梁山泊に宋江以下36人の好漢たちが立てこもる物語が生み出され、の初め頃に、梁山泊に集う108人の好漢を主人公とする小説『水滸伝』へとまとめられた。
現在の梁山泊は、沼沢の面影を全く残していないが、小説中の山塞を復元した観光施設がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「梁山泊」の詳細全文を読む




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