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梅ジャム(うめジャム)は、日本の駄菓子の一つで、梅肉(梅干しの果肉部分)を用いたジャム。梅干しを潰して水で溶き、甘味料・着色料などを加えて作られる。 == 概要 == 昭和中期より梅ジャムを製造している梅の花本舗(東京都荒川区)によれば、1947年(昭和22年)、傷物の梅干しの果肉が梅肉として乾物屋で売られていることが開発のヒントになったといい、梅肉はそのままでは塩辛すぎるので、甘味を加えたり薄く延ばしたりして完成したという。それ以前から梅の花本舗では駄菓子を紙芝居屋に納品しており、紙芝居の駄菓子にはソースせんべいが付き物であったことから、せんべいに塗るためのジャムとして紙芝居屋へ納めた。当時は紙芝居師たちの親方に木樽で納めており、親方から紙芝居師へと売られると好評を得、注文が殺到するようになった。 昭和20年代後半に紙芝居が衰退し、駄菓子屋が流行すると、梅ジャムは駄菓子屋へ納品するようになった〔。当初はソースせんべいの生地で作られた器に店員が梅ジャムを盛って売っていたが、後に手間を省くため、小袋入りでの販売が開始された〔。その後も梅ジャムはソースせんべいに塗ることが定番の、いわば調味料のような位置づけであったが、単品で袋のまま吸って食べることを好む子供も多かった〔。ほぼ同時期に甘味料と香料によるジャム菓子も販売されたが、保存性の高い梅に比べて日持ちしなかったため、賞味期限を気にする店からは敬遠され〔、駄菓子屋では梅ジャムのほうがよく売られた〔。 1970年代の東京の子供たちにとっては、定番の駄菓子の一つであった〔。当時の子供たちに梅ジャムが好まれたのは、野外で遊びまわる子供が多かったため、汗をかく子供に良い刺激になったためとも見られている〔。後に駄菓子屋が衰退すると、縁日などの時に出店する屋台で売られるようになった〔。定番の駄菓子の中でも、時代・世代を問わず愛され続けている駄菓子との声もある〔。ただし販売地域は関東地方が中心で、関西地方ではほとんど売られていなかった。 なお、平成期においては駄菓子のみならず、梅酒の梅や梅肉エキスの搾りかすなどを用いた梅ジャムの手作りの製法が各種書籍で紹介されており、さわやかな甘酸っぱさが好まれている。山梨県甲斐市の名産品でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「梅ジャム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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