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梅肉エキス : ミニ英和和英辞書
梅肉エキス[ばいにくえきす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うめ]
 【名詞】 1. (1) plum 2. Japanese apricot 3. prunus mume 4. (2) lowest (of a three-tier ranking system) 
: [にく]
 【名詞】 1. meat 

梅肉エキス : ウィキペディア日本語版
梅肉エキス[ばいにくえきす]

梅肉エキス(ばいにくエキス)とは、バラ科サクラ属ウメの実の絞り汁を長時間加熱して水分を蒸発させ、ペースト状にした食品江戸時代より民間薬として利用されている日本の伝統的健康食品である〔『近世歴史資料集成 第III期 第XI巻 民間治療(4)』「懐中備急諸国古伝秘方 十五ウ」p229〕。
==概要==
ウメ中国原産のバラ科サクラ属落葉高木で、中国から薬用の烏梅(うばい)という形で伝来したという説が有力である。烏梅は未熟な青梅を煙でいぶし焼きにして天日に干し乾燥させたもので、鎮痛、解毒の作用があり、熱冷まし、下痢吐き気止め、せき止め、回虫駆除などに有効とされる〔『近世歴史資料集成 第III期 第XI巻 民間治療(4)』「懐中備急諸国古伝秘方 十五ウ」p229〕。中国最古の薬物書『神農本草経』にはウメの薬効が説かれている。梅肉エキスは、日本で考案されたもので、江戸時代末の医師・衣関順庵(きぬどめじゅんあん)が著わした医学書『諸国古伝秘方』(1817年)には梅肉エキスの作り方が記され、赤痢チフス食中毒、吐き下し、下痢、便秘、消化不良などに対する効用が記されている。現在では、血流改善〔「ヘモレオロジー研究会誌」1,65-68,1998、降圧作用〕、降圧作用〔「医学と生物学」139巻1999年、日本薬学会・第127年会〕、免疫細胞の活性化〔「医学と生物学」第142巻2001年〕、抗インフルエンザウイルス活性〔"Biological&Pharmaceutical Bulletin"31巻 2008年〕、疲労回復〔『健康食品のQ&A集』財団法人日本健康・栄養食品協会 丸善プラネット〕、肝臓強化〔『サプリメント健康バイブル』日本サプリメント協会 小学館〕、静菌作用〔『天然食品・薬品、香粧品の事典』朝倉書店〕などの効用が知られている。非常に酸味が強い。この酸味は、主成分のクエン酸によるものである。梅肉エキスを製造する過程で生まれるムメフラールは梅肉エキスだけに含まれる成分である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「梅肉エキス」の詳細全文を読む




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