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梶 龍雄(かじ たつお 1928年 - 1990年8月)は、日本の推理作家、小説家、翻訳家。本名は、可児秀夫。 1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業後、小学館に勤める。1952年に雑誌『宝石』に「白い路」を発表し作家活動のスタートとなる。小学館退社後、児童小説や後に多数執筆する推理小説の翻訳などに参加し、このころからミステリー・推理小説などに関わりをもった。 1977年、真相究明によるサスペンスをとりいれながらも主人公の恋をドラマチックに描いた推理小説「透明な季節」で第23回江戸川乱歩賞を受賞。自作小説で賞を勝ち取ったのはこれが最初である。 その後の活動としては、『透明な季節』と同じ部類に入る旧制高校を舞台にした本格派推理小説をシリーズとして多数を執筆したほか、トラベル・ミステリーのような推理小説なども執筆した。 食道癌のため死去。享年63。 == 著作 == *SFクイズ 名探偵宇宙に挑戦(立風書房、1974年4月) *歴史探偵クイズ 江戸の怪盗御用だ!(立風書房、1975年1月) *透明な季節(講談社、1977年9月) *影なき魔術師(朝日ソノラマ〈ソノラマ文庫〉、1977年12月) *海を見ないで陸を見よう(講談社、1978年5月) *大臣の殺人(主婦と生活社〈21世紀ノベルス〉、1978年11月) *天才は善人を殺す(講談社、1978年12月) *龍神池の小さな死体(講談社、1979年6月) *ぼくの好色天使たち(講談社、1979年11月) *殺人者にダイアルを(講談社、1980年9月) *殺人リハーサル(講談社、1981年5月) *連続殺人枯木灘(徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1982年8月) *リア王密室に死す(講談社〈講談社ノベルス〉、1982年10月) *若きウェルテルの怪死(講談社〈講談社ノベルス〉、1983年7月) *灰色の季節(光風社出版、1983年7月) *殺人者は長く眠る(中央公論社〈C★NOVELS〉、1983年11月) :草軽電鉄殺人事件(廣済堂出版〈廣済堂文庫〉、1989年12月) *金沢逢魔殺人事件(講談社〈講談社ノベルス〉、1984年1月) *幻狼殺人事件(徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1984年1月) *殺人魔術(光風社出版〈光風社ノベルス〉、1984年5月) *奥鬼怒密室村の惨劇(講談社〈講談社ノベルス〉、1984年9月) *蝶々、死体にとまれ(中央公論社〈C★NOVELS〉、1984年10月) :幻の蝶殺人事件(廣済堂出版〈廣済堂文庫〉、1990年6月) *殺人への勧誘(光風社出版〈光風社ノベルス〉、1984年11月) :浅間山麓殺人推理(徳間書店〈徳間文庫〉1988年9月) *淡雪の木曽路殺人事件(中央公論社〈C★NOVELS〉、1985年3月) :淡雪の木曽路殺人行(廣済堂出版〈廣済堂文庫〉、1991年1月) *青春迷路殺人事件(講談社〈講談社ノベルス〉、1985年9月) :我が青春に殺意あり(徳間書店〈徳間文庫〉1989年8月) *毛皮コートの死体(中央公論社〈中公文庫〉1985年11月) *女たちの復讐(徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1986年2月) *赤い靴少女殺人事件(勁文社〈ケイブンシャノベルス〉1986年4月) *紅い蛾は死の予告(中央公論社〈C★NOVELS〉、1986年4月) *女はベッドで推理する(サンケイ出版〈サンケイノベルス〉、1986年7月) *奥秩父狐火殺人事件(講談社〈講談社ノベルス〉、1986年8月) *浅草殺人ラプソディ(サンケイ出版〈サンケイノベルス〉、1986年10月) *本郷菊坂狙撃殺人(光風社出版〈光風社ノベルス〉、1987年1月) *野天風呂殺人事件(桃園書房〈桃園新書〉、1987年4月) *銀座連続殺人手帖(中央公論社〈C★NOVELS〉、1987年5月) *男と女の探偵小説(光風社出版〈光風社ノベルス〉、1987年7月) *裏六甲異人館の惨劇(講談社〈講談社ノベルス〉、1987年9月) *真夏の夜の黄金殺人(徳間書店〈トクマ・ノベルズ〉、1988年1月) *鎌倉XYZの悲劇(講談社〈講談社ノベルス〉、1988年7月) *女名刺殺人事件(桃園書房〈桃園新書〉、1988年7月) *清里高原殺人別荘(立風書房〈立風ノベルス〉、1988年11月) *殺人者は道化師(廣済堂出版〈廣済堂ブルーブックス〉, 1989年1月) *浮気妻は名探偵(桃園書房〈桃園新書〉、1989年2月) *葉山宝石館の惨劇(大陸書房〈大陸ノベルス〉、1989年3月) *奥信濃鬼女伝説殺人事件(講談社〈講談社ノベルス〉、1989年7月) *殺しのメッセージ(桃園書房〈桃園新書〉、1989年10月) *殺人回廊(大陸書房〈大陸ノベルス〉, 1990年6月) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「梶龍雄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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