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Phylum Echinodermata =========================== ・ 棘皮動物 : [きょくひどうぶつ] (n) echinoderm ・ 皮 : [かわ] 【名詞】 1. skin 2. hide 3. leather 4. fur 5. pelt 6. bark 7. shell ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 動物 : [どうぶつ] 【名詞】 1. animal ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object ・ 門 : [もん] 1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons
棘皮動物(きょくひどうぶつ)とは、棘皮動物門 () に属する生物の総称である。ウニ、ヒトデ、クモヒトデ、ナマコなどが棘皮動物に属する。 棘皮動物という名称は、echinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、echinoderm とは echinos(ハリネズミ)のような derma(皮)を持つものという意味である。その名が示す通り、元来ウニを対象としてつけられた名称であるが、ヒトデ、ナマコなど、ウニと類縁関係にある、トゲをもたない動物も、棘皮動物に含まれる。 == 概説 == 棘皮動物に含まれる動物は、動物界全体から見ても特異な構造を持つ。体は五放射相称で、その軸を上下方向に据えたものが多く、そのため進行方向を決めるような前後の体軸は存在しない。例外はナマコで、口が前であり、明確な腹背があるものも多いが、これも五放射相称から二次的に導かれたことは明確である。また、頭部が存在せず、そこに存在するような分化した感覚器や中枢神経の分化も見られない。 体内では非常に広大な真体腔があるが、血管系の退化傾向が激しく、また独立した排出系も見られない。それに代わって発達しているのが水管系という構造で、これは体外から海水を取り込んで体内を流すと言う奇妙なものである。これは幼生の体腔から発達したもので、体内に伸びて各部から管足という管を体外にのばす。これは運動や摂食に関わると同時に、その表面でガス交換や排出も行っている。 棘皮動物のもう一つの特徴は、体が殻や棘で覆われることで、それらは多数の部分に分かれ、運動が可能となっている。それらの一部は体表に露出するが、かなりの部分が皮膚の下にあり、内骨格を構成する。一見柔軟に見えるナマコではそれらは細かな骨片として皮膚内に分散している。 他方で、その発生の初期は後口動物の標準的なものであり、多くの点から我々を含む脊椎動物と系統的に遠いものではないことが伺える。上記のような特殊性の一つは、この群が左右相称動物から固着性を経て、そこで放射相称の体制に変化し、現在のような体制を持つに至ったためと考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「棘皮動物」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Echinoderm 」があります。 スポンサード リンク
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