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森トラスト株式会社(もりトラスト、''Mori Trust Co, Ltd.'')は、東京都港区に本社を置くデベロッパーである。社長は森ビル創始者・森泰吉郎の三男・森章。かつては兄の稔が社長を務める森ビルグループであったが、父の死後の1999年(平成11年)に分離し、経営面ではそれぞれ独立することになった。 形式的には後述する持株会社森トラスト・ホールディングスの傘下企業となっているが、実態としては両者は同一であり、森トラストが森トラスト・グループの中心企業となっている。 == 概要 == 都市開発や不動産の所有・賃貸・管理を主な事業内容としており、丸の内トラストタワーや東京汐留ビルディング、赤坂ツインタワー、城山ガーデン(旧・城山ヒルズ)、御殿山トラストシティ(旧・御殿山ヒルズ→御殿山ガーデン→現名称)〔森トラスト、『御殿山トラストシティ』12月3日誕生 (スーモジャーナル 2013年10月30日)〕などの運営管理を行っている。また、登記上は持株会社、森トラスト・ホールディングスの傘下にあるものの、森トラストグループの実質的な中核企業・親会社としても機能している。 ホテル事業に積極的で、以前から所有していたラフォーレ倶楽部・万平ホテルに加えて、2003年(平成15年)にはヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルに資本参加、2005年(平成17年)にはコンラッド東京を開業、さらに2009年(平成21年)にはシャングリ・ラホテル東京を開業している。その他にもホテルオークラ、リーガロイヤルホテル、藤田観光などへも資本参加している。 商業施設では、2001年(平成13年)にパルコに、2002年(平成14年)からロフトにそれぞれ資本参加していたが、ロフトについては2007年(平成19年)3月に保有するロフト株を全てミレニアムリテイリングに売却。さらにパルコについても2012年(平成24年)3月に保有する全株式をJ.フロント リテイリングに売却したことから、商業施設運営からは事実上撤退した。 2007年4月18日には、資金難となっていたアイピーモバイルに資本参加(株式の69.23%を株式会社マルチメディア総合研究所から取得)していたが、同年7月13日には株式のすべてを米国 :en:NextWave Wireless社へと売却することを発表した〔2012年、NextWave WirelessをAT&Tが6億ドルで買収したと発表。M&A: August 3, 2012 〕。 2012年2月には、分譲マンション大手の日本エスリードの株式の32.3%を取得し、同社と資本業務提携を結んだ〔日本エスリード株式会社の株式の取得及び資本業務提携に関するお知らせ - 森トラスト・2012年2月23日〕(2013年3月に連結子会社化〔日本エスリード株式会社株式に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ - 森トラスト・2013年3月12日〕)。 同社は、東京国税局の税務調査で、土地評価をめぐり約400億円の申告漏れを指摘されたが、同社は東京国税不服審判所に異議を申し立て、同審判所は課税処分を全額取り消していたことが、2015年6月に明らかになった〔森トラスト:400億円の申告漏れ取り消し 国税審判所 毎日新聞 2025年6月10日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「森トラスト」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mori Trust 」があります。 スポンサード リンク
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