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森 信雄(もり のぶお、1952年2月10日 - )は、将棋棋士。棋士番号126。愛媛県伊予三島市(現四国中央市)出身。南口繁一九段門下。 ==人物== *幼少時父は蒸発。3兄弟の末っ子であった信雄を背負いながら母が育てた。体も小さく腕力ではかなわなかったが将棋では負けなしであったと語る。高校卒業後大阪の工場勤めに。南口の元へ弟子入りするも年齢も年齢であったため、南口も当初は推挙するつもりはなかったが熱意に押され推薦状を書く。奨励会入り後6年でプロとなる。 *1980年の新人王戦(第11回)では、島朗を破って優勝した。 *自身最初の弟子として育て上げたのが村山聖である。病身の村山とは通常の師弟関係を超えた親身な関わりを持った。村山は、四段昇段時に「森が師匠でなければ自分は四段にはなれなかった」と記している。『聖の青春』(大崎善生著)には、村山と森との師弟愛が描写されている。没後村山の生地で顕彰するために行われている村山聖杯将棋怪童戦に、一門が協力として名を連ねている〔第11期村山聖杯将棋怪童戦開催のお知らせ 2012年7月6日 〕。また森門下の竹内雄悟は同大会第2回・第3回の優勝者である〔森信雄の日々あれこれ日記 第10期怪童戦 2011年8月22日 〕 *かつては結婚を諦め「一生独身で行く」と覚悟を固めていた時期もあったというが、自身が開いている将棋教室の生徒からの紹介で1994年1月に結婚(仲人はミステリー作家の黒川博行が務めた)。ただなぜか弟子筋の誰にも結婚の話を教えなかったため、村山は結婚の事実をスポーツニッポン紙上の記事で知った〔村山聖七段(当時)「僕は森先生が結婚することを、新聞を見て初めて知ったんです。弟子に言わない師匠がありますかねェ」 - 将棋ペンクラブログ・2013年8月8日〕。また披露宴では、事前に招待客に対し祝辞等の依頼を全くしていなかったため、司会の神吉宏充は当日現地で祝辞の依頼に追われたという〔森信雄六段(当時)「そやな、一対一は危ないからワシが付きっきりでちょっとだけな」 - 将棋ペンクラブログ 2014年5月5日〕。 *阪神・淡路大震災で、弟子の船越隆文(当時奨励会2級)を喪う。福岡県から弟子入りし半年あまり経ったところで、誘惑の多い街中から、集中できる森の自宅そばのアパートに転居を薦めたが、皮肉にもそのアパートが倒壊し巻き添えとなった。そのことで森は自身を責め、弟子を取ることをやめようと決めたが、船越の母の「息子のためにも弟子を育ててください」との説得により、再度弟子を取るようになる。その後震災の記憶を忘れぬために、1月17日を一門の日として、一門で集合するようにしている。 *趣味は写真撮影で、将棋世界誌に写真紀行を連載していたほど。 *2001年よりフリークラスに転出。 *2007年、約15年ぶりに昇段。この時、本人は現役を引退してから七段にと考えていたため、通知が来るまで昇段の事実を知らなかった。また、周囲からも「先生ご昇段おめでとうございます。でも(教室の)看板を変えないといけまへんなあ」「六を七に変えるだけなのに意外に大変やねえ」「七より六の方がええなあ」などと、昇段より現実問題を心配したという。 *詰将棋作家でもあり、1985年に自身初の作品集『水平線』を刊行。『将棋世界』誌で「あっという間の3手詰」というコーナーを担当しており、超短手数(主に5手以下)の問題集を多数出版している。数多くの有名棋士を輩出した、自身の将棋教室のカリキュラムにも必ず詰将棋を採り入れており、こつこつ詰将棋を解くことが将棋上達につながるという自負を持っている。また、自身のブログにも多数自作詰将棋を記載しており、ここでは中手数の作品が数多く見られる。 *また、次の一手制作も得意であり、将棋世界付録の「トリック39」は人気を博し作品集も刊行されたことがある。 *王手をいかに逃れるかを主題とした『逃れ将棋』を刊行し、第26回将棋ペンクラブ大賞技術部門大賞を受賞した〔第26回将棋ペンクラブ大賞 将棋ペンクラブブログ 2014年7月23日〕。 *動物が好きで朝日新聞夕刊の「かぞくの肖像」にヨウムの金太郎と共に掲載された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「森信雄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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