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森田療法(もりたりょうほう)とは、1919年(大正8年)に森田正馬により創始された(森田)神経質に対する精神療法。(森田)神経質は神経衰弱〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 神経質とはどんなものか? 〕、神経症〔、不安障害〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 森田療法とは? 〕と重なる部分が大きい。また近年はうつ病などの疾患に対して適用されることもある〔『臨床精神医学 第32巻 第10号』森田療法の適応拡大と技法の修正(中村敬,2003)P.1153-1156〕。 なお森田正馬は薬を使わなかったが、現代では薬を併用することが多い〔『こころの臨床アラカルト1995年3月』森田療法と薬物療法(中山和彦,臼井樹子)P.24-28〕〔『新時代の森田療法』(慈恵医大森田療法センター編,2007)P.56〕〔『新版森田療法入門』(田代信維,2005)P.154〕。さらに元来入院が基本だったが、最近では通院が中心になりつつある〔。そのため重度や長期の人は入院、軽度で短期の人は通院が基本になっている〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 森田療法の治療方法 〕。 またそれ以外に自助グループ「生活の発見会」や会員制掲示板「体験フォーラム」などの利用方法もある〔。日本国内だけでなく、海外でも中国を中心に活動が展開されている〔 『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 海外活動 〕。 == 森田学説 == 森田正馬は、病(神経質)=素質(ヒポコンドリー性基調)×機会×病因(精神交互作用)〔『臨床精神医学 第38巻 第3号』森田療法理論による疾病と診断の考え方(森温理,2009)P.289〕〔『森田正馬全集 第3巻』(高良武久ほか編,1974)P.45-48〕と考えた。その後の慈恵医大の治療者は、森田神経質の発症機制=素質(神経質性格)×病因(精神交互作用)×病因(思想の矛盾)〔『臨床精神医学 第38巻 第3号』森田療法理論による疾病と診断の考え方(森温理,2009)P.291〕〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 神経症を発症する背景 〕と表現している。 *ヒポコンドリー性基調:いたずらに病苦を気にする精神的基調のこと〔『神経衰弱と強迫観念の根治法』(森田正馬,1926/1995)P.22〕。 *神経質性格:弱力性(内向性・心配性・過敏症・心気症・受動的〔弱力性と強力性の5項目中それぞれ1項目以上を満たす時〕 )と強力性(完全欲・優越欲求・自尊欲求・健康欲求・支配欲求〔)を合わせ持つ性格〔『臨床精神医学 第38巻 第3号』森田療法理論による疾病と診断の考え方(森温理,2009)P.293〕。 *精神交互作用:ある「感覚」に対する「注意」が強くなるとその「感覚」が強くなり、「感覚」が強くなるとさらにまた「注意」が強くなること。注意と感覚の悪循環〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 精神交互作用とは 〕。 *思想の矛盾:かくあるべしと思う「思想」とそうではない「事実」が反対になり矛盾すること〔『神経衰弱と強迫観念の根治法』(森田正馬,1926/1995)P.113〕。理想の自分と現実の自分のギャップ〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 思想の矛盾 〕。 *生の欲望:向上・発展しようとする欲望〔『神経症(不安障害)と森田療法 (財)メンタルヘルス岡本記念財団』 生の欲望 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「森田療法」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Morita therapy 」があります。 スポンサード リンク
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