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森田 益子（もりた ますこ、1924年12月28日 - ）は、日本の政治家（元社会党、のち無所属）。旧姓、村上〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.9（解放出版社、2012年）〕。 == 経歴 == 高知県土佐郡朝倉村松田町（現・高知市朝倉）で散髪屋の次女として生まれ育つ〔。父は散髪屋のかたわら水平社の運動に参加していた〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.32（解放出版社、2012年）〕。1938年、朝倉高等小学校を2年で中退し片倉製糸の女工となるが〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.30（解放出版社、2012年）〕、2年半後に肺浸潤で退職〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.35（解放出版社、2012年）〕。1942年、17歳で車引きと結婚。2男を儲けるが、長男は1970年1月14日に25歳で死去〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.114（解放出版社、2012年）〕、次男は覚醒剤事件で2回服役している〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.115（解放出版社、2012年）〕。 戦後、1950年から緊急失業対策事業による日雇いの仕事を始める〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.45（解放出版社、2012年）〕。緊急失業対策法では主たる家計の担当者でなければ就労できないこととされていたため、夫が結核であると偽り、結核の診断書を偽造し、さらに偽装離婚もおこないつつ、草履作りの内職などで家計を支えた〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.45-46, 321（解放出版社、2012年）〕。 のち全日本自由労働組合に参加。1959年から部落解放運動に参加、部落解放同盟高知市協議会（のち連絡協議会に改組）の結成に参加〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.59（解放出版社、2012年）〕。1960年、部落解放同盟高知県連婦人部長に就任〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.63（解放出版社、2012年）〕。1961年から部落解放同盟半専従〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.76（解放出版社、2012年）〕。1975年に高知市議に社会党から立候補し当選。市議を4期務め、1976年から部落解放同盟高知市連絡協議会議長、1978年から1979年まで、部落解放同盟中央執行委員婦人対策部長、1989年から2003年3月3日まで高知県議会議員を務めた。 一ツ橋小学校事件当時に解同高知市協議長を務める。この事件の被害者から人格権侵害とプライバシー権侵害ならびに名誉毀損について提訴され、1992年3月30日、高知地方裁判所から60万円の損害賠償を命じられる。1994年8月8日、高松高等裁判所における控訴審でも敗訴。この判決は、1997年3月、最高裁で確定した。 2001年1月8日、高知市桟橋通の高知県民体育館で行われた同市の成人式の席上、来賓の橋本大二郎知事が祝辞の最中に新成人4人から「帰れ、帰れ」と手拍子で野次を飛ばされ、「静かにしろ」「出て行け」と大声で怒鳴りつける事件が起きた時には、1月21日にこの4人を連れて知事公邸を訪れ、陳謝した。 2002年1月から2003年6月まで、部落解放同盟高知県連委員長をつとめる〔森田益子『自力自闘の解放運動の軌跡』p.205-206（解放出版社、2012年）〕。2003年3月、議員活動を引退。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「森田益子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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