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トドマツ(''Abies sachalinensis'')は、マツ科モミ属の樹木である。 == 名前と分類 == マツと付くものの、いわゆるマツ(松、英語:pine)が属するマツ属 (''Pinus'')ではなく、モミ属 (''Abies'') に分類される。学名 ''Abies sachalinensis'' の種小名 ''sachalinensis'' はサハリン (樺太) に由来し産地を表す。漢字表記では椴松と記す。北海道においては他の針葉樹も含めて青木と呼ばれるという〔。 一般に以下の2つの変種が知られている〔。 * アカトドマツ ''Abies sachalinensis'' var. ''sachalinensis'' (基変種) * アオトドマツ ''Abies sachalinensis'' var. ''mayriana'' これに加えてさらに以下の2変種を認める場合がある〔平井信二. 1998. 木の大百科 -解説編-. 朝倉書店. 東京 〕 * ネムロトドマツ(エゾシラビソ)''Abies sachalinensis'' var. ''nemorensis'' * オニハダトドマツ ''Abies sachalinensis'' var. ''corticosa'' シラビソ (''Abies veitchii'')にごく近縁とされる。最終氷期あるいはそれ以前の氷期に本州まで南下したトドマツが、氷期の終わりとともに隔離されて分化した集団がシラビソと考えられる。現在の東北地方には、南部を除いてトドマツもシラビソも分布しないが、最終氷期には本種が東北地方にも広範囲に分布していたことが、化石資料から知られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トドマツ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Abies sachalinensis 」があります。 スポンサード リンク
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