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ニレ(楡)はニレ科ニレ属の樹木の総称である。 == 形態 == 広葉樹であり、かつ基本的に落葉樹だが、南方に分布する一部に半常緑樹のものがある。樹高は10m未満のものから大きいと40mを超すものまである。最大種は中米の熱帯雨林に分布する''Ulmus mexicana''という種で樹高80mに達する。樹形は比較的低い高さから幹を分岐させ、同科のケヤキ(ニレ科ケヤキ属)などとよく似る種が多いが、比較的真っ直ぐ幹を伸ばすものもある。樹皮は灰色がかった褐色で縦に割れる種が多いが、一部に平滑なものもある。 File:Lovers' Elm, Gwynne estate, Dufferin Street.jpg|幹が低い位置から分枝する独特の樹形 ''Ulmus americana'' File:Ulmus procera cultivar2 2009November22 DehesaBoyaldePuertollano.jpg|多くの種は秋に紅葉(黄葉)し落葉する ''U. minor'' File:East Coker elm, 2.jpg|真っ直ぐ伸びやすい種や個体も ''U. minor'' 枝は真っ直ぐでなく左右にジグザグに伸びる(仮軸分岐)。葉は枝に互生し、葉の基部は左右非対称になることが多い。葉は先端に向かうにつれて急に尖る。オヒョウのように複数の先端を持つものも多い。葉脈の形態は中央の1本の主脈から側脈が左右に分岐する形(羽状脈)である〔北村四郎・村田源(1980)原色日本植物図鑑 木本編2. 保育社. 大阪.〕。ニレ科でもエノキ属(''Celtis'')、ウラジロエノキ属(''Trema'')、ムクノキ属(''Aphananthe'')などは主脈が3本に見える三行脈である〔。ただし、これらは最近はニレ科でなくアサ科に入れることが多い。 葉の縁には鋸歯を持つ。ニレ属は二重鋸歯と呼ばれる鋸歯を持ち、大きな鋸歯同士の間に小さい鋸歯を挟む。これに対し、ケヤキ属は普通の鋸歯である。 File:Morfeo 025.jpg|枝はジグザグに伸びる''U. davidana'' File:Orme-feuille.jpg|葉は互生 ''U. minor'' 花は両性花(1つの花に雄蕊と雌蕊の両方を含む)、花粉の散布方式は風媒であり花は地味である。種子は扁平な堅果で膜質の翼を持つ〔。 File:20140206Feldulme Neulussheim01.jpg|早春に咲く''U. minor''の花 File:20140202Ulme Neulussheim04.jpg|''U. minor''の花 File:20140323Ulmus minor Reilingen3.jpg|若い果実 ''U. minor'' File:Ulmus minor MHNT.BOT.2010.12.3.jpg|種は膜状の翼を持つ ''U. minor'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニレ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Elm 」があります。 スポンサード リンク
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