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東江 一紀(あがりえ かずき、1951年(昭和26年)9月6日 - 2014年(平成26年)6月21日〔訃報:東江一紀さん62歳=翻訳家 毎日新聞 2014年6月21日〕)は、日本の翻訳家。長崎県生まれ。北海道大学文学部英文科卒業。英米の娯楽小説やノンフィクションを主として翻訳する。『氷の微笑』『レクサスとオリーブの木』などがある。翻訳学校ユニカレッジで長年、講師を務め、多くの翻訳家を輩出。〔【訃報】翻訳家 東江一紀氏死去 (2014年6月21日)、msn産経ニュース、2014年6月26日閲覧。〕 翻訳者としての別名義があり、「楡井 浩一」(にれい こういち)名義でも活動している。〔「この楡井浩一は偶然の産物なんです。」通訳翻訳ジャーナル 2003年2月号 P.43、2015年8月18日閲覧。〕 == 経歴 == 小学生時代筑摩書房の日本文学全集の3分の1は読破したが、恵まれた運動神経を活かすべくその後は部活動で運動に励んだ。読書に時間を取らないためにも、大江健三郎など長時間読んでいると疲れるような本を読んだという。 北海道大学英文科に進んでからも授業は二の次に部活動に励んだ。時間的制約から読んでいて楽しくないと語りながらもヌーヴォーロマンなど前衛や実験的な小説を読んでいた。「人がやらないから」という理由で卒論にはサミュエル・ベケットを選んだ。 7年の学生生活を終え、翻訳の通信教育を受け始めるのと同時に陸上を続けられるという理由で英会話教材のセールスの会社に入社するも、肝心の陸上は出来ず仕事内容も想定外だったため5か月で退社。陸上と翻訳が出来ればいいと一か月の肉体労働アルバイトの後印刷所のアルバイトを初める。しかし目標そっちのけで残業も積極的にやり時給500円にも関わらず月30万稼ぎ出してしまう始末。正社員に登用されてからは定時に帰りながら陸上と翻訳を続けた。8か月した頃には定時に帰れなくなり再びアルバイトへの降格を自ら名乗りでる。 バイトに戻ってからは千駄ヶ谷の競技場で陸上に励み、競技場のアスレチッククラブに声をかけられる。しかしその翌日交通事故にあい陸上は続けられなくなり、翻訳に力をいれることを決める。友人に紹介された師(川村哲郎〔https://cakes.mu/posts/12590〕)の元2年間下積みをするが、その間極貧生活が続く。その友人が師を紹介してしまった責任を取り東江の妻となる。 陸上時代の友人の紹介から仕事を獲得し、以降仕事が舞い込むようになる〔出版翻訳データベース インタビュー 〕。 2014年6月21日、食道癌のため東京都町田市の自宅で死去。62歳没。 2015年、ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』の翻訳により、第一回日本翻訳大賞読者賞を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東江一紀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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