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『極道ペテン師』(ごくどうペテンし)は、1969年に公開された日本映画。 1967年公開の『喜劇 東京の田舎っぺ』で監督昇進した千野皓司監督が、野坂昭如『ゲリラの群れ』を原作に釜ヶ崎オールロケで1年がかりで撮った。大企業や富裕層ばかりを標的にしたスラム街の詐欺グループの面々による、滑稽でなりふり構わない生き様を軽妙に描きながら、戦後はいまだ終わっていない日本社会の欺瞞を痛烈に風刺した野心的な社会派コメディである。 『エロ事師たちより 人類学入門』、第36回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した『楢山節考』等といった今村昌平作品を手がけたプロデューサーの友田二郎、『キューポラのある街』、『復讐するは我にあり』等を手がけた撮影の姫田真佐久、新藤兼人作品を多く手がけた音楽の林光といった顔触れが本作に関わっている。 製作のノーベルプロダクションは、出版会社ノーベル書房の映画制作部門として設立されたプロダクションで、本作が第1回作品であった。 シナリオ第1稿タイトルは『喜劇 ゲリラの群れ』だったが、日活側が一方的に改題した。 == ストーリー == 舞台は、釜ヶ崎のスラム街。24年前(製作当時)に終わった戦争で落ちた米軍機の不発弾の先が路上から顔を覗かせていて、ケンケンパと飛ぶ子供、便器代わりにションベンを引っかける者、枕代わりに寝込む酔ッ払いと、すっかり街の日常に溶け込んでいた。 そんな街で生活している主人公・カンパイは、印鑑屋、ブック、挨拶屋、葬式屋とグループを組み、大企業と富裕層を標的にした詐欺を繰り返していた。カンパイ等は競馬場で罠にかけた和尚の寺を乗っ取ってニセ宗教を立ち上げ、オバちゃん達に瀬戸物の御神体を拝ませて荒稼ぎした末に寺を売り払い、その金で温泉豪遊旅行へと出かけ、同じく泊りに来たミッションスクール系の女子高生達が入浴する女湯に従業員の振りして堂々と入ったりする等やりたい放題。 そんな日々は、謎の子供・ケン坊の出現で一変する。ケン坊はカンパイのことを何故か「お父ちゃん!」と呼ぶが、心当りはない。実はカンパイ、数年前に巻き込まれた交通事故の後遺症でEDになっていたのだ。その日以来カンパイはケン坊に振り回されっぱなしで、詐欺活動も女とのデートもままならなくなる。 ケン坊に対し憎しみを持ちながらも父性愛がほのかに芽生え始めていたカンパイだったが、突然の不発弾暴発により、ケン坊があっけなく爆死。カンパイはショックと怒りから不発弾を放置していた区役所に怒鳴り込むが、職員達に冷たくたらい回しにされる。それにブチキレたカンパイは、区役所前に停車してあったバキュームカーのホースを抱えて再び突入し、役所内に黄色い汚物シャワーを大量にブチまけた。 やがて警察の追跡の手が、カンパイ達に迫って行く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「極道ペテン師」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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