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極限環境 : ミニ英和和英辞書
極限環境[きょくげんかんきょう]
(n) extreme environment
===========================
: [きょく, ごく]
  1. (adv,n) quite 2. very 
極限 : [きょくげん]
 【名詞】 1. utmost limits 2. limit 
極限環境 : [きょくげんかんきょう]
 (n) extreme environment
: [わ, かん]
 【名詞】 1. circle 2. ring 3. link 4. wheel 5. hoop 6. loop
環境 : [かんきょう]
 【名詞】 1. environment 2. circumstance 
: [さかい]
 【名詞】 1. border 2. boundary 3. mental state 
極限環境 ( リダイレクト:極限環境微生物 ) : ウィキペディア日本語版
極限環境微生物[きょくげんかんきょうびせいぶつ]

極限環境微生物(きょくげんかんきょうびせいぶつ)は、極限環境条件でのみ増殖できる微生物の総称。なお、ここで定義される極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。ヒトが極限環境と定義しても、極限環境微生物にとってはむしろヒトの成育環境が「極限環境」である可能性もある。
放射線耐性菌や有機溶媒耐性菌は、これらの環境でのみ増殖できるわけではなく、むしろ通常条件の方が適しているが、極限環境微生物に含める場合が多い。
==極限環境とは==
極限環境の条件およびそれらの微生物の一般名、代表種は以下の通りである。
*高温:好熱菌 - ''Methanopyrus kandleri'' (- 122℃)
*高pH好アルカリ菌 - ''Alkaliphilus transvaalensis'' (- pH12.5)
*低pH:好酸菌 - ''Picrophilus oshimae'' (- pH-0.06)
*高NaCl濃度:好塩菌 - ''Halobacterium salinarum'' (- 飽和濃度)
*有機溶媒溶媒耐性菌
*高圧力:好圧菌 - ''Moritella yayanosii'' (- 1100気圧
*放射線放射線耐性菌 - (最大30000Gyガンマ線照射に耐える)
など
一般に古細菌は膜構造などから極限環境に有利とされ、現在分離されている古細菌はメタン菌(一部好熱菌や好冷菌、好塩菌、高圧菌を含む。それ以外も強い偏性嫌気性菌ではある)を除いて全種が1つ以上の極限環境に適応している。特に高温や強酸には強く、種によっては122℃やpH-0.06で生育できる(低温は-2℃、アルカリ性環境はpH12程度まで)。逆に人間が生活するような環境(好気常温の真水または土壌)で生育できる古細菌は、一部の未記載種を除き発見されていない。真正細菌もその種類の多さ(確認されている種の数は古細菌の20倍以上)から多様な極限環境微生物を含んでいる。また、一部の菌類藻類も高温や強酸、高NaCl濃度に耐えることができ、これも極限環境微生物と言える。
これらの微生物の保持する酵素イクストリーモザイム (Extremozymes) と呼称する。イクストリーモザイムはその多くが工業利用を期待されており、実際に洗剤などに応用されている例もある。また、ここでは酸素分圧、貧栄養に関する問題も取り上げる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「極限環境微生物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Extremophile 」があります。




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