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リアル(REAL)は、三菱電機の液晶テレビ、DVDレコーダー、BDレコーダーのブランドで、同社の登録商標(「リアル」:日本第3078089号、「REAL」:日本第4845600号)である。世界初のスリムフレームや、業界初となるつややかなグレアパネルが特徴である。 == 液晶テレビ == === 概要・特徴 === 2004年より展開。ブラウン管テレビで好評だった「オートターン」や「DIATONEスピーカー」を搭載しているのが特徴である。当初はPDPの発売計画もあったが、同社からPDPの新製品が出ることは無かった(REALブランド採用前に発売した2機種のみ)。 他社のテレビにもテレビの向きを変えられる「スイーベル」は存在するが、REALの「オートターン」ではリモコンで向きを変えられる独特の機能である。また「DIATONEリニアフェイズ」によりスピーカーの薄型化に伴う音質低下を抑制し、よりクリアなサウンドを楽しめるほかテレビのスピーカーからの再生信号だけや手持ちのヘッドホンだけで本格的な5.1chサラウンドを楽しめるのが特徴。パソコン向けのモニターでは高いシェアを誇る同社の技術やノウハウを利用し上位機種では縁を薄くし、パネルも光沢仕上げのモデルを投入している。 2008年春モデルからは液晶テレビを生産している京都製作所(京都府長岡京市)にちなんで、フルHDモデルには「京都 FULL HD 1080」なるキャッチフレーズが付けられている(ただし、液晶パネルは熊本に主力工場がある同社子会社のアドバンストテクノロジーで生産している)。 また、2009年秋モデルからは民生用液晶テレビとしては世界初となるBlu-ray Discドライブとハードディスクドライブを両方搭載したBDレコーダー内蔵モデルが登場。リモコン一つで録画・再生・ダビングが簡単に操作できる点がユーザーに広く受け入れられ、以降もラインナップを増やしてきたことで、2013年6月末時点での累計販売台数は100万台に達する。2014年から録画機に関しては単体レコーダーを終息させて録画テレビに集約する。 REALブランドを称したワンセグ対応携帯電話は、2008年に三菱電機が携帯電話事業から撤退したため存在しない(ワンセグ端末自体は存在した)。 発売初期のモデルは他社製品よりも反応が遅く、リモコンによる操作においては放送切替が特に遅かったうえ、ボタンを押した感じがあまりしなかったほどレスポンスが悪かったが、現在は他社同様の速さと押し応えを実現している。 2014年4月にスリーダイヤと2行の「MITSUBISHI ELECTRIC」を組み合わせた新コーポレートロゴに変更したが、「REAL」では、2014年秋モデルのLS1シリーズ・LSR7シリーズ及び三菱電機ストア向けモデルのPR1シリーズから適用される。 なお近年は「リアル」を販売する量販店やネット通販サイトの減少が著しく、販売の中心は系列店「三菱電機ストアー」へと移行している。またポータブルテレビは発足当初から製造していないので、三菱電機ストアーには(パナソニック「プライベートビエラ」などの)他社製品が供給されている。 さらに日立がTV自社生産を取りやめ(「HITACHI」ブランドTVの生産を)海外メーカーへの委託に切り替えて以降、同社製薄型テレビ「Wooo」は三菱「REAL」のOEMに変わっている(4K対応「L65-Z2」のみパナソニック「VIERA」のOEM)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リアル (三菱電機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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