|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 原 : [はら, もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation ・ 己 : [き, つちのと] 【名詞】 1. 6th in rank 2. sixth sign of the Chinese calendar ・ 完 : [かん] 【名詞】 1. The End (book, film, etc.) 2. Finis ・ 完全試合 : [かんぜんじあい] (n) perfect game ・ 全 : [ぜん] 1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan ・ 試合 : [しあい] 1. (n,vs) match 2. game 3. bout 4. contest ・ 合 : [ごう] 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m)
槙原寛己の完全試合(まきはらひろみのかんぜんじあい)は、5月18日に福岡ドームで行われたプロ野球セントラル・リーグ、読売ジャイアンツ対広島東洋カープ7回戦において、槙原寛己が記録した完全試合を取り上げる。 内訳は三振7、内野ゴロ11、内野フライ3、ファウルフライ3、外野フライ3で投球数は102球。 == 概要 == 読売ジャイアンツに所属していた槙原寛己は5月18日に日本プロ野球では今井雄太郎(阪急ブレーブス)〔当日、今井も福岡放送の解説者として福岡ドームで記録達成の瞬間を見届けた。〕以来16年ぶり、史上15人目となる完全試合を記録した。 完全試合達成前のエピソードとして試合開始直前に槙原に謎の電話が掛かってきた。福岡ドームに電話が入り「至急連絡が欲しいので、この番号に電話して下さい」と電話番号を書いたメモを渡された。誰かに不幸があったのかと恐る恐る電話を入れてみると、槙原の大ファンだった。「今日はいいピッチングをして下さい。期待してます」。その時に登板前の緊張感が消えていったという〔『巨人軍5000勝の記憶』読売新聞社、P72~73〕。一方、二宮清純との対談で前々日に門限を破って中洲へ呑みに行ったところ堀内恒夫投手コーチに見つかってしまい、外出禁止解除を賭けて試合に挑んだということを槙原本人が語っている。 序盤は速球主体でストライクを先行させる投球で、7回以降はスライダーとフォークを決め球に使う投球に切り替えた。試合終了後のインタビューでは「もう、なんか夢の中ですね。本当にね、あの、ピッチャーやった人はみんな憧れるものですから。ピッチャーやってて良かったなと思います」と喜びを爆発させた。 オフに槙原はフリーエージェントを宣言しながら、背番号と同じ17本のバラを抱えて自宅を訪問した当時監督の長嶋茂雄の猛アタックもあり、残留を決めていた。記録翌日の読売新聞記者によるインタビューでは「巨人に残って、本当に良かったよね」としみじみ呟いた。当日の長嶋はあえて槙原に言葉をかけず、静かに戦況を見守り、そして、完全試合を記録した槙原をベンチ前で抱擁して迎えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「槙原寛己の完全試合」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|