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数論では、ネロン・テイトの高さ()(もしくは、標準的高さ (canonical height) ともいう)は、大域体上に定義されたアーベル多様体の有理点の上の二次形式である。この命名は、(André Néron)とジョン・テイト(John Tate)にちなんでいる。 ==定義と性質== ネロンはネロン・テイトの高さを、局所的高さの和として定義した〔A. Néron, Quasi-fonctions et hauteurs sur les variétés abéliennes, ''Ann. of Math.'' 82 (1965), 249–331〕。大域的なネロン・テイトの高さは二次であるにもかかわらず、その和がネロン・テイトの高さである局所的な高さは、全く二次的ではない。テイトは(出版されていないが)高さを大域的に定義した。彼の定義した方法は、アーベル多様体 上の対称的な可逆層 に付随する対数的高さ 〔対数的高さとはディオファントス幾何学での高さ函数を参照。〕は「ほぼ二次」であり、このことを使って極限 : が存在し、有理点のモーデル・ヴェィユ群の上の二次形式を定義し、 : を満たすことを示した〔Lang (1997) p.72〕。ここに定数 は とは独立である。 が反対称的であれば、 であるので、類似する極限 : が収束し、 を満たすが、しかし、この場合 はモーデル・ヴェイユ群上の線型函数である。一般の可逆層に対して、対称な層と反対称な層の積として と書くとすると、 : は唯一の二次函数となり、 : と を満たす。 ネロン・テイトの高さは、付随する双線型形式が のネロン・セヴィリ群の中の の像に依存するにもかかわらず、アーベル多様体上の可逆層(あるいはネロン・セヴィリ群の元)の選択に依存する。アーベル多様体 が数体 K 上に定義されていて、可逆層が対称性をもちかつ豊富であれば、ネロン・テイトの高さは、モーデル・ヴェイユ群 の捩れ元の上でのみ 0 となるという意味で、正定値である。さらに一般的には、 は、実ベクトル空間 の上に正定値二次形式を引き起こす。 楕円曲線上では、ネロン・セヴィリ群はランクが 1 で、唯一の豊富な生成元を持っているので、この生成元はネロン・テイトの高さを定義することに使われることがある。この場合には、ネロン・テイトの高さは と記し、特別なラインバンドルを伴わない。(しかし、バーチ・スウィナートン-ダイヤー予想の中に自然に現れる高さは、この高さの 2倍である。)高次元のアーベル多様体上では、ネロン・テイトの高さを定義する最小の豊富なラインバンドルを特別に選択をする必要はない。バーチ・スウィナートン-ダイヤー予想の記述に使う高さは、(Dual_abelian_variety)と の積である 上の(Poincaré line bundle)のネロン・テイトの高さである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「標準的高さ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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