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標式遺跡(ひょうしきいせき、type site)あるいは標準遺跡(ひょうじゅんいせき、standard site)は、考古学上の、遺構、遺物又はその一連となる関連性の集合として定義される特定の型式、形式、様式、あるいは、年代、文化期、文化層の命名、簡単に言えば時期区分名命名の契機を与えた遺跡、あるいはその基準となる遺構、遺物が検出された遺跡自身のことをいう。しばしは、長い時代にわたって営まれた遺跡が基準とされ、標式遺跡になることがある。標式遺跡は、普通、学史上の重要な遺跡になるので、時間がたつにつれ、研究が深化すると、その型式などの命名にふさわしくないことが後に判明しても混乱を避けるため変えないことが多い。 例えば、日本の関東地方の縄文時代については、土器の文様の変化が型式、時期区分名を決める基準になる。羽状縄文と呼ばれる前期の土器は、埼玉県蓮田市の関山貝塚から関山式、黒浜貝塚が黒浜式と命名の基準となった。東北地方では、仙台市の隣にある七ヶ浜町の大木囲貝塚が長い年代によって営まれたことから幾層にもわたる土器群の大木1~10式の型式名のもととなり、東北地方北部の縄文晩期を象徴する亀ヶ岡文化の標式遺跡は、岩手県大船渡市の大洞貝塚である。 ==日本の著名な標式遺跡の例== === 関東地方の縄文時代の標式遺跡 === 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「標式遺跡」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Type site 」があります。 スポンサード リンク
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