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クスサン(樟蚕/楠蚕、''Caligula japonica'')はチョウ目・ヤママユガ科のガの一種。身近に生息する大型の蛾であり、幼虫、蛹に別名がある。 == 特徴 == 成虫は開張100mm以上、褐色の大きな翅をもつ。 幼虫はクリ、クヌギ、コナラ、サクラ、ウメ、イチョウ、クスノキなど様々な樹木の葉を食べる。年1回の発生。卵で越冬し、幼虫は4-7月に出現する。幼虫は体長80mmにも及ぶ青白色の大型のケムシで、白色の長毛を生やしているためにシラガタロウと呼ばれる。この長毛は寄生蜂に対する防御の役割があると考えられている。 7月前半頃に楕円形の固い網目の繭を作って蛹になり、9月から10月にかけて羽化する。繭は糸を寄り合わせた楕円形のものだが、壁面は網目状に穴が開いているので、スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる。 日本全土の他、中国、台湾にも分布する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クスサン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Caligula japonica 」があります。 スポンサード リンク
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