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権三と助十 : ミニ英和和英辞書
権三と助十[ごんざとすけじゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けん, ごん]
  1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) 
: [み]
  1. (num) three 
: [すけ]
 (n) assistance
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 

権三と助十 : ウィキペディア日本語版
権三と助十[ごんざとすけじゅう]

權三と助十』(ごんざとすけじゅう)は、1926年大正15年)に初演された岡本綺堂戯曲新歌舞伎の演目であり〔岡本, p.349-354.〕〔''《権三と助十》''コトバンク、2013年1月12日閲覧。〕〔''權三と助十''(本文)、青空文庫、2013年1月12日閲覧。〕、それを原作とした1937年(昭和12年)製作・公開、伊丹万作脚本・監督による日本の劇映画トーキーである〔''権三と助十''日本映画データベース、2013年1月12日閲覧。〕。いずれも新漢字表記は『権三と助十』〔〔〔。岡本の戯曲は18世紀以降に成立したとされる講談大岡政談』の一挿話『権三助十』を下敷きにしたものであり〔〔、伊丹の映画は本戯曲を原作とした唯一の映画作品である〔、2013年1月12日閲覧。〕。
同名の映画も存在するが、岡本の戯曲を原作としていないものについては、すべて、
== 略歴・概要 ==
そもそも駕籠舁(かごかき)の権三(ごんざ)と助十(すけじゅう)は、「大岡越前守」の通称で知られる実在の人物、大岡忠相(1677年 - 1752年)についての伝承・評判の類いを集めた講談『大岡政談』のエピソード『小間物屋彦兵衛』のエピソードの登場人物であった〔。岡本綺堂によれば、そこからスピンオフした『権三助十』を歌舞伎の大舞台で上演したのは、1897年(明治30年)5月、東京市本郷区(現在の東京都文京区本郷)の春木座(後の本郷座)で、三代目片岡我當(のちの十一代目片岡仁左衛門)が「権三」を演じたのが最初だという〔。
岡本綺堂による戯曲は、2幕ものであり、世話物に分類される〔〔。『大岡政談』に取材した作品であるが、「大岡越前守」は登場しない〔〔。武士もほとんど登場せず、町人、駕籠舁、左官屋猿まわし願人坊主といった身分の低い者が中心の芝居である〔。初演は1926年(大正15年)7月、東京の歌舞伎座で行われ、権三を十五代目市村羽左衛門、助十を二代目市川左團次がそれぞれ演じた。
伊丹万作による映画では、原作とは異なり、「大岡越前守」が登場し、深見泰三が演じている〔〔''権三と助十''東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年1月12日閲覧。〕。伊丹版では、権三を鳥羽陽之助、助十を小笠原章二郎がそれぞれ演じた〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「権三と助十」の詳細全文を読む




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