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横綱土俵入り(よこづなどひょういり)は大相撲の最高位である横綱が本場所の幕内取組前や巡業先などで行う土俵入りである。片屋入り(かたやいり)とも呼ばれる〔彦山光三は横綱土俵入りを「手数入り」(でずいり)と称しており、読売新聞社の相撲雑誌『大相撲』では「手数入り」の表記で統一されていた。〕。 == 概説 == 力士が化粧廻しを付け、顔見世披露の意味で行われる土俵入りは、十両では十両力士全員、幕内では大関から前頭の力士全員で構成されるのに対して、横綱土俵入りは純白の綱を腰に締めた横綱が、露払い(つゆはらい)と・太刀持ち(たちもち)を従え、四股踏みやせり上がりなどで構成される単独での土俵入りを披露するものである。 横綱土俵入りの型は「雲龍型(うんりゅうがた)」と「不知火型(しらぬいがた)」の2種類が存在し、それぞれ雲龍久吉と不知火光右衛門が行っていた土俵入りの型を起源として伝えられたものとされ、綱の締め方やせり上がりの型に差異があるのが特徴である(詳細は雲龍型の土俵入り・不知火型の土俵入りを参照)。しかし実際には、四股を踏む前の掌を返す時の構えなどの細部で、指導する親方や横綱自身のアレンジなどによって動作が異なっており、完全には2つの型に集約できないのが実状である〔2013年9月場所の白鵬の横綱土俵入りについて、3回目の四股を踏む前の左脚を上げる際に、右腕を上げる動作を省略していたと、相撲ファンからクレームが付いたことがある。これについて白鵬は「(自らが尊敬する大横綱である)双葉山の土俵入りに倣い、5年前から所作を変えた」と発言、最終的には黙認する形となった。 白鵬の土俵入りに異論、「所作省略」との指摘 読売新聞 2013年10月5日〕。一例として、1987年9月場所後に大乃国康が横綱となった際、12代佐渡ヶ嶽・18代間垣・13代鳴戸が土俵入りを細かく指導しているところ10代二子山が「好きにやれ。横綱がやれば、それが横綱土俵入りだ」と一喝したことがある〔朝日新聞 2014年5月10日「土俵入り 所作の謎」〕。また現在の「雲龍型」と「不知火型」は、その呼称が逆であるという指摘もある(後述参照)。 歴代横綱の土俵入りの型は「横綱一覧」を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「横綱土俵入り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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