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樫山武士(かしやま たけし、1969年(昭和44年)8月-)は日本の自動車技術者。スズキ株式会社において、自動車の生産技術に関する業務、研究開発に従事し、電着塗装の膜厚予測シミュレーション技術を実用化させた〔。第2回NHK高専ロボコンに出場しており、様々なロボットコンテストで受賞実績がある。日本機械学会畠山賞、日本機械学会賞(技術奨励)受賞〔。 ==概要== 自動車修理工場を営む家に生まれ、国立鈴鹿工業高等専門学校機械工学科〔に進学。黎明期のNHK高専ロボコンに出場し、アイデア賞を受賞している。1990年3月に同校を卒業し、愛知県豊橋市の豊橋技術科学大学に編入学。同大学でも仲間達とNHK大学ロボコン等に参加している。 1994年に修士課程を修了し、スズキ株式会社に就職。生産技術部門で塗装治具等の業務に従事する。その後開発部に移籍し、自動車生産で課題になっていた電着塗装の塗膜厚さのシミュレーション技術の研究開発に取り組む。同技術は実用化に成功し、新車開発時の必須技術になっている。また、塗装不良を防ぐ部品〔特開2013-018330『車体のブラケット構造』〕や錆びにくい部品〔特開2013-096079『フードヒンジとフードユニット、およびフードユニットの組立方法』〕、意匠面にウェルドラインやヒケを生じにくい樹脂成型部品〔特許第4761197号『樹脂成形部品』(特願2005-271970、特開2007-083434)〕等の開発にも従事している。 この間、様々なロボット競技会に出場し、実績を上げている。2007年の高専ロボコン20周年企画においては、「ロボコンの魅力は、自分なりに悩みながら目標を決めること。成し遂げたときの達成感。 将来、息子と一緒にいろいろなロボコンに参加したい」というメッセージが取り上げられている。また、学会誌に掲載された記事では、ロボコンでは解決する課題を自ら設定する、それは企業における研究開発の仕事にも通じると、ロボコンの意義を指摘している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「樫山武士」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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