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『樹影譚』(じゅえいたん)は、丸谷才一の短編小説、及びそれを表題とした短編小説集。 == 概要 == 『群像』1987年4月号に掲載された。1988年8月1日刊行の短編小説集『樹影譚』(文藝春秋)に収録。同短編集には他に「鈍感な青年」「夢を買ひます」の2作品が収められている。 第15回川端康成文学賞を受賞した(1988年4月16日決定、6月24日贈呈)〔『丸谷才一全集』第12巻、文藝春秋、2014年9月10日、「書誌・年譜(武藤康史編)」。〕。 丸谷は本作品について次のように述べている。 「わたしは昔から『千一夜物語』が好きで、あらゆる文学作品に出て来る女のなかで一番のお気に入りは、あの話の中に話、夢のなかに夢がある本の語り手シェヘラザードなのですが、ああいふ調子で一つの小説のなかに数多くの小説がはいつてゐる小説をわたしが書かうとすると、小説家を中心人物にするしかありませんでした」〔『群像 日本の作家 25 丸谷才一』小学館、1997年3月20日、218頁。〕 「いったい何を書かうとしたのかとよく訊かれます。ベルリンで朗読したときも質問された。これは簡単で、世の中で一番不思議なのは自分が今ここにゐるつてこと、といふのを書きたかつたんです」〔『特装版 樹影譚』中央公論新社、2008年12月10日、148頁。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「樹影譚」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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