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樹村 みのり(きむら みのり、1949年11月11日 - )は、日本の漫画家。埼玉県出身。 1964年、14歳にて「ピクニック」(集英社『りぼん』春の増刊)でデビュー。以後、夏休みや春休みごとに執筆する学生作家として1960年代から1970年代にかけて『COM』、『りぼんコミック』で作品を発表。アウシュビッツ、ベトナム、リオデジャネイロの貧民街などを舞台にしたり、普通の女の子の病気の一日を扱いながら登場人物たちの心の襞(ひだ)を緻密に描く作風により、マイナーながらもいわゆる24年組の一人に数えられる。 大学卒業後、執筆を一時中断するが、1974年に『別冊少女コミック』(小学館)掲載の「贈り物」で復帰。小学生時代のエピソードを描きながら全共闘運動を暗喩として物語る。その後、少女と4人の下宿女子大生の交流を描いた「菜の花畑のこちら側」を発表、以後講談社、秋田書店等の少女誌や青年誌、レディース誌などで幅広い執筆活動を行う。 近年は寡作であるが、宙出版の雑誌での過去作の再録、ヘルスワーク協会からは作品集が出版されている。2008年現在、朝日新聞出版の夢幻館にて読み切り連載を掲載している。 また、秋本治〔『こちら葛飾区亀有公園前派出所』16巻24話,24巻10話〕、夢枕獏〔『夢枕獏少女マンガ館』(文春文庫 1992年 ISBN 978-4168110184) 収録作品冒頭でのオマージュと題されたコメントで「こんなよい話を ホロホロと描ける作家は、そうはいませんぜ。」と語っている。さらに巻末編者解説では、当時作品が絶版であることに苦言を呈している。〕、みなもと太郎〔漫画評論『お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ』(河出書房 1997年 ISBN 978-4309473253、角川書店 2004年 ISBN 978-4048838986)で採り上げている。〕など、男性作家のリスペクターも多い。 == 代表作 == === 単行本収録作品 === * ポケットの中の季節 (1) 小学館〈フラワーコミックス〉 1976年 ISBN 978-4091300911 * 贈り物 (別冊少女コミック 1974年10月号掲載) * 見えない秋 (別冊少女コミック 1974年11月号掲載) * 菜の花 (別冊少女コミック 1975年1月号掲載) * 病気の日 (りぼんコミック 1975年8月号掲載) * 海へ (りぼんコミック 1970年9月号掲載) * カルナバル (りぼんコミック 1970年10月号掲載) * 冬の花火 (りぼんコミック 1971年2月号掲載) * 跳べないとび箱 (りぼん 1971年5月号掲載) * ポケットの中の季節 (2) 小学館〈フラワーコミックス〉 1977年 ISBN 978-4091300928 * 菜の花畑のこちらがわ (別冊少女コミック 1975年11月号〜1976年1月号掲載) * おとうと (COM 1969年9月号掲載) * ウルグアイからの手紙 (ファニー 1973年5月号掲載) * おねえさんの結婚 (COM 1971年9月号掲載) * 彼らの犯罪 朝日新聞出版 2009年 ISBN 978-4022140180 * 彼らの犯罪 (Rosa 1992年12月号掲載) * 親が・殺す (Rosa 1993年3月号掲載) * 夢の入り口 (Bell Rosa 1993年9月号掲載) * シリーズ・横からの構図 (Human Sexuality 1990年10月号、1991年2,5,8月号、1992年2,5,8月号掲載) * 雨 朝日ソノラマ〈サンコミックス〉 1977年 * 雨 (りぼん 1966年12月号掲載) * トミィ (ジュニアコミック 1968年3号掲載) * 風船 (ジュニアコミック 1969年8号掲載) * トンネル (ジュニアコミック 1969年9号掲載) * にんじん (ジュニアコミック 1969年10号掲載) * まもる君が死んだ (りぼんコミック 1970年5月号掲載) * こうふくな話 (COM 1971年12月号掲載) * 翼のない鳥 (別冊少女コミック 1975年4,5月号掲載) * ピクニック 朝日ソノラマ〈サンコミックス〉 1979年 * ピクニック (りぼん 1964年春の増刊号掲載) * ふたりだけの空 (りぼん 1965年8月号付録掲載) * 風船ガム (りぼん 1965年8月号付録掲載) * 雨の中のさけび (りぼん 1965年8月号付録掲載) * エッちゃんのさくら貝 (別冊りぼん 1966年1号掲載) * こわれた時計 (別冊りぼん 1966年4号掲載) * あした輝く星 (りぼん 1967年4月号~6月号掲載) * カッコーの娘たち 講談社 〈KCミミ〉1979年 * カッコーの娘たち (ミミ 1978年4,6月号掲載) * 40-0 (ミミ 1977年2月号掲載) * 海の宝石 (ミミ 1977年9月号掲載) * ニィおじちゃんの優雅な「苦笑」 (ミミ 1979年1月号掲載) * わたしの宇宙人 (ビッグコミックオリジナル 1977年5月1日増刊号掲載) * 菜の花畑のむこうとこちら ブロンズ社 1980年 * 菜の花 (別冊少女コミック 1975年1月号掲載) * 菜の花畑のこちらがわ (別冊少女コミック 1975年11月号〜1976年1月号掲載) * 菜の花畑のむこうとこちら (別冊少女コミック 1977年3月号掲載) * 菜の花畑は夜もすがら (別冊少女コミック 1977年10月号掲載) * 菜の花畑は満員御礼 (別冊少女コミック 1978年12月号掲載) * 悪い子 潮出版社〈希望コミックス〉 1981年 * 悪い子 (プチコミック 1980年8月号掲載) * Kの世界 (コミックトム 1980年11月号掲載) * 晴れの日雨の日曇りの日 (別冊少女コミック 1978年8月号掲載) * 犬・けん・ケン物語 (プリンセス 1978年5,6,9月号掲載) * 海辺のカイン 講談社 〈KCミミ〉1981年 * 海辺のカイン(月刊ミミ 1980年6,8,11月号、1981年1,3月号掲載) * Flight(フライト) 朝日ソノラマ〈サンコミックス〉 1982年 * Flight<飛行> (月刊セブンティーン 1979年4月号掲載) * 砂漠の王さま (週刊セブンティーン 1980年2月19日号掲載) * ピューグルムン (プチコミック 1981年1〜3月号掲載) * 夢の枝えだ (ミミデラックス 1980年秋の号掲載) * 夏の一日 (月刊デュオ 1981年9月号掲載) * あざみの花 潮出版社 〈希望コミックス〉1982年 * あざみの花 (コミックトム 1981年8,12月号、1982年2月号掲載) * かけあし東ヨーロッパ (プチコミック 1979年11月号掲載) * マルタとリーザ (雑誌掲載時のタイトルは「パサジェルカ<女船客>」、マンガ少年1979年12月号、1980年1,2月号掲載) * 星に住む人びと 秋田書店〈ボニータコミックス〉 1982年 * ローマのモザイク (別冊少女コミック 1975年2月号掲載) * 早春 (りぼんデラックス 1976年春の号掲載) * 姉さん (別冊少女コミック 1976年6月号掲載) * 水の町 (プリンセス 1977年5月号掲載) * わたしたちの始まり (別冊少女コミック 1975年2月号掲載) * 星に住む人びと (別冊少女コミック 1976年11月号掲載) * ジョーン・Bの夏 東京三世社〈マイコミックス〉 1983年 * ジョーン・Bの夏 (プチフラワー1980年夏の号掲載後、少年少女SFマンガ大全集part.11―1981年7月1日発行―に加筆掲載) * 夜の少年 (プチフラワー 1981年秋の号掲載) * 水子の祭り (プチフラワー 1982年秋の号掲載) * ひとりと一匹の日々 (グレープフルーツ 1982年4号掲載) * 歪んだ鏡 秋田書店 〈ボニータイブコミックス〉1983年 * 歪んだ鏡 (デラックスボニータ 1982年創刊号掲載) * ルイ子さんのメガネ (ミミ 1980年1月号掲載) * 無花果の木 (デラックスボニータ 1982年3号・4号掲載) * 冬の旅 (デラックスボニータ 1983年5号掲載) * ジョニ・ミッチェルに会った夜の私的な夢 (Bonita Eve 1983年7月号掲載) * ふたりが出会えば 秋田書店〈ボニータイブコミックス〉 1984年 * わたしの宇宙人 (ビッグコミックオリジナル 1977年5月1日増刊号掲載) * 結婚したい女 (ビッグコミックオリジナル 1978年10月15日増刊号掲載) * ふたりが出会えば (ビッグコミックオリジナル 1979年3月20日号掲載) * 直美さんが行く (ビッグコミックオリジナル 1979年12月5日号掲載) * 前略同居人サマ (ビッグコミックオリジナル 1977年6月20日号掲載) * クリーム・ソーダ物語 (ヤングジャンプ 1982年3月18日号掲載) * 菜の花畑のむこうとこちら (別冊少女コミック 1977年3月号掲載) * 菜の花畑は夜もすがら (別冊少女コミック 1977年10月号掲載) * 菜の花畑は満員御礼 (別冊少女コミック 1978年12月号掲載) * 土井たか子グラフィティ スコラ 〈バーガーSC〉1989年 * 土井たか子グラフィティ (雑誌掲載時のタイトルは「土井たか子物語」、コミックバーガー 1989年10月10日号掲載) * となりのまあちゃん (社会新報 1983年1月1日号~12月27日掲載より抜粋) * かけあし東ヨーロッパ (プチコミック 1979年11月号掲載) * ジョニ・ミッチェルに会った夜の私的な夢 (Bonita Eve 1983年7月号掲載) * 母親の娘たち 河出書房新社 〈カワデパーソナルコミックス〉1990年 * 母親の娘たち (Bonita Eve 1984年1〜6月号掲載) * 母親の娘たち(樹村みのり作品集「女性編」) ヘルスワーク協会 1998年 * 母親の娘たち (Bonita Eve 1984年1〜6月号掲載) * 夏を迎えに (プチフラワー 1985年8月号掲載) * 家族の風景 (フォアレディ 1990年8月号掲載) * 初秋 (Bell ROSA 1994年9月号掲載) * 今日までそして明日から (Bell ROSA 1995年8月号掲載) * 見送りの後で 朝日新聞社 2008年 * 見送りの後で (夢幻館Vol.11―2006年発行―掲載) * 星に住む人々 (夢幻館Vol.12―ネムキ2007年2月号増刊―掲載) ※1976年発表作品のリメイクであるが全ページ新作 * 風のささやき (I(アイ) 1987年7月号掲載) * また明日、ネ (プチフラワー 1984年12月号) * 柿の木のある風景 (夢幻館Vol.13,14―2007年発行―掲載) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「樹村みのり」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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