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【名詞】 1. (1) patience 2. perseverance 3. (2) ability of the common man to understand Buddhist teachings =========================== ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機根 : [きこん] 【名詞】 1. (1) patience 2. perseverance 3. (2) ability of the common man to understand Buddhist teachings ・ 根 : [こん, ね] 【名詞】 1. root
機根(きこん)とは、仏の教えを聞いて修行しえる能力のこと。また仏の教えを理解する度量・器のことで、さらには衆生の各人の性格をいう。一般にいう根性は、この機根に由来する言葉である。 == 概要 == 「機」とは、人の心の機縁、はたらきを意味し、「根」とは、その人の根本的な性質や性格を意味する。 釈迦仏は、インドで生まれ菩提樹の下で成道してから、さまざまな人に応じて説法をした。しかしそれら衆生の性格や気質はそれぞれ異なる。そのために各人に合わせて教えを種種雑多に説いた。これを対機説法(たいきせっぽう)・臨機応変(りんきおうへん)という。 大乗・小乗、頓教・漸教(頓=すみやか、漸=ようやく、すぐに悟れる教えを頓教、次第してようやく悟れる教えを漸教)などの差も、この機根に応じて説かれたものである。 仏が入滅した後、この「機根」に様々な等級がつけられるようになった。 *正定聚機(しょうじょうじゅき) - 教えを聞いて必ず悟ることができる機根 *邪定聚機(じゃじょうじゅき) - どうしても悟りえない機根 *不定聚機(ふじょうじゅき) - 前の二つの中間にあって、どちらに進むか定かでない機根 という三定聚に分かつ。 仏教においては、弟子や衆生のこの機根を見極めて説法することが肝要で、非常に大事であるとされる。 また各種経典においては、 *利根(りこん)-素直に仏の教えを受け入れ理解する人 *鈍根(どんこん)-素直に仏の教えを受け入れず理解しにくい人 などという用語も説かれている。たとえば涅槃経四依品第8にも「是の無上なる大涅槃微妙の経典も、鈍根薄福の者、二乗の者は業報を受けるが故に聴聞を楽(ねが)わず、むしろ憎悪誹謗す。それは粟、稗を食す人が、稲米、石蜜を知らず、我れ食すもの第一なりというが如くなり」などとある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機根」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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