|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機械 : [きかい] 【名詞】 1. machine 2. mechanism ・ 音 : [おと, ね] 1. (n,n-suf) sound 2. note ・ 音痴 : [おんち] 1. (adj-na,n) tone-deaf 2. having no ear for music
機械音痴(きかいおんち)とは機械類を使いこなすことが苦手な人を指す言葉である。音痴とは本来、音に関する感覚が鈍い人を指すが、そこから派生した言葉である。メカ音痴と呼ぶこともあり、またその中でパソコン動作に関して自由に使えない、使うのが苦手な人はパソコン音痴などと呼ぶこともある。 機械音痴とは、大抵その本人が機械を扱うことが苦手だと意識していることに起因する。それは一種のコンプレックス(ここでは劣等コンプレックスに限定して用いる)でもあり、機械を扱う本人が満足に機能を使えない、使用にもどかしさ、不便さを感じる時に感じるものである。逆に、本人にその自覚がなければ、たとえ、その機械の機能を十分に使いこなせなくとも、機械音痴たり得ない。 ==機械音痴の発生要因== 機械音痴と感じる人が、機械に対して苦手意識を植え付けてしまうのは様々な要因がある。 ;自動操作に対する不安 :機械とは動力によって一定の仕事を行う道具であり、ほとんどが自動で行われる。そのため、機械音痴と感じる人は、何が起こっているか分からない自動操作に不安を感じているといわれ、特に年配層にその傾向が強い。 ;多機能搭載による、操作の煩雑化とそれによる敬遠 :機械にはパソコンを始め、レコーダー、音楽プレイヤー、OA機器、ファクシミリ、デジタルカメラなど多機能のものが多い。反面、それを使いこなすには複雑な操作も求められる。よって、苦手意識を植え付けている人にとっては、自分が使いこなせるわけがないと敬遠する傾向にある。中には分厚い取扱説明書を見ただけで、使用を敬遠する消費者もいる。 ;専門用語が分からない。 :特にパソコンが苦手な人に多い傾向である。たとえば、クリック、ドラッグ、フォルダ、インストールなどはパソコン経験者なら常識ともいえる用語だが、初心者にはそれが理解できない上、説明書には基礎的な用語は分かっているものとしてそのまま記述されているケースがある。そのため、説明書を読んでも全く意味が分からずに挫折してしまうことが多い。 ;マニュアル通りに手順のみ覚えようとするため、応用が効かない。 :取扱説明書は、極力初心者にも分かりやすく説明するため、番号や絵解きで説明を行っている。また、ヘルプデスクなどでも操作の手順のみを教えてくれ、初心者にも操作をこなせるように配慮している。しかし、機械が苦手な人にとっては、それがどういった動作なのか、何を意味しているのか分からず、ただ手順として覚えている傾向が強い。そのため、応用の作業が全くできないという問題が発生する。 ;トラブルやエラーが発生したときに対処ができない :前述の応用ができない部分に含まれる。機械が苦手な人は、たとえ覚えられた作業でも操作ミス、またはシステムの障害などでエラーが発生した時点で、思わず戸惑ってしまうことがある。また、それを自分のミスのせいで機械が故障したなどと思ってしまうケースもあり、それによって一層苦手意識を植え付け、機械使用を敬遠しがちになる。また、パソコンの異常終了など予想外のトラブルが多発すると、機械に対して不信感を抱くようになり、機械使用を嫌ってしまうケースも見られる。 このように機械音痴は、機械に対して一種の不信感と不安感を持っているといわれる。よって機械音痴を克服する方法は、とにかく機械を使う機会を増やして、機械に慣れることである。また、操作を覚えるのもただ暗記するのではなくて、その操作に対して目的、意味を把握することが重要である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機械音痴」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|