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檜扇(ひおうぎ)とは、宮中で用いられた木製の扇のこと。桧扇とも表記する。女性の用いるものは特に袙扇(あこめおうぎ)とも呼ぶ。 紙製の扇子(蝙蝠/かはほり)はここから派生し、檜扇を略したものとして普段使いに使われた。 == 歴史 == 古墳時代、中国から日本に団扇の原型である「翳」(さしば)が輸入され、宮中で貴人の顔をかざす目的で使われるようになった。これは丸い枠に絹を張って、長い柄を通したもので折り畳み式の扇とは違って持ち運びに適していなかった。 桧扇が発明されたと考えられているのは、奈良時代の終わりから平安時代の初めにかけてとなる。儀式次第などの覚書を木簡に書いて持ち運ぶ必要があった役人たちによって考案されたものではないかという説が有力である。重要文化財の指定を受けている壬生家伝来の中世の二握の檜扇には、それぞれ春日行幸の儀式次第と内裏上棟の儀式次第が描きつけられている。また、平城宮跡東方宮衙から木釘や紐で要を留めた十二握の檜扇が出土しており、こちらには手習いの文字などらしき墨の跡が遺されている。 現存最古の扇は平城京出土品であり、伝世品としては、東寺の千手観音像の補修作業中に発見された元慶元年(877年)の檜扇が最古である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「檜扇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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