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欧州連合の経済通貨統合 : ミニ英和和英辞書
欧州連合の経済通貨統合[おうしゅうれんごうのけいざいつうかとうごう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

欧州 : [おうしゅう]
 【名詞】 1. Europe 
欧州連合 : [おうしゅうれんごう]
 (n) European Union (EU)
: [す, しゅう]
 (n) sandbank
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連合 : [れんごう]
  1. (n,vs) union 2. alliance 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
: [けい, たていと]
 (n) (weaving) warp
経済 : [けいざい]
  1. (n,vs) economics 2. business 3. finance 4. economy 
: [すみ]
 【名詞】 1. arranged 2. taken care of 3. settled
: [つう]
  1. (adj-na,n) (1) connoisseur 2. authority 3. (2) counter for letters, notes, documents, etc. 
通貨 : [つうか]
 【名詞】 1. currency 
通貨統合 : [つうかとうごう]
 【名詞】 1. monetary union 2. currency union 3. common currency
統合 : [とうごう]
  1. (n,vs) integration 2. unification 3. synthesis 

欧州連合の経済通貨統合 : ウィキペディア日本語版
欧州連合の経済通貨統合[おうしゅうれんごうのけいざいつうかとうごう]

欧州連合の経済通貨統合(おうしゅうれんごうのけいざいつうかとうごう)では、地域経済統合の1つの形態である経済通貨同盟欧州連合における実践について概説する。
経済学において、通貨統合とは複数の国が単一通貨を共有することで合意している状況をさす。欧州連合における経済通貨統合には経済政策の調整と欧州連合の単一通貨であるユーロ導入の実現にいたるまで3つの段階がある。欧州連合のすべての加盟国はこの経済通貨統合に参加していることになっているが、そのうち16か国は第3段階に至っており、ユーロを導入している。イギリスデンマークスウェーデンはこの第3段階を受け入れておらず、今日に至っても従来の通貨を使用している。
コペンハーゲン基準では、欧州連合への加盟条件として一定期間内で通貨統合を実現することが挙げられている。2004年の新規加盟10か国は、さまざまな経済情勢によりその時期は異なるものの、おおむね10年以内の第3段階移行を予定している。同様に現在加盟交渉を行っている国も、加盟実現から数年以内にユーロを自国通貨とすることとなる。
ユーロ導入に先立ち、加盟国は自国通貨を2年間、欧州為替相場メカニズムに組み込ませなければならない。デンマークエストニアは欧州為替相場メカニズムに参加している。リトアニアも参加していたが、2015年1月1日にユーロに移行した。
なお欧州連合における経済通貨統合を EMU と略することがあるが、これは地域経済統合の1つの形態である経済通貨同盟 (Economic and Monetary Union) を意味するものであり、厳密にいうと本来は欧州連合の事例に限定されるものではない。とくに European Monetary Union(欧州通貨統合)の略称と解釈するのは誤りである。しかしながら欧州連合という略称は欧州連合の事例に限定して用いられることが多い。
== 経済通貨統合の歴史 ==
ヨーロッパにおける経済通貨統合が最初に構想されたのは欧州経済共同体が設立されるときよりも以前のことであった。具体例を挙げると、国際連盟においてグスタフ・シュトレーゼマンは1929年に、第一次世界大戦後のヨーロッパにおける新たな国家の創設が相次いだことからヨーロッパ経済圏が寸断されるという状況に対応するべきとして、ヨーロッパの単一通貨を提唱している〔 フランス語、PDF形式〕。
欧州経済共同体加盟国間において最初に経済通貨同盟を設置することが試みられたのは、1969年に欧州委員会が主導していたころまで遡り、当時欧州委員会は「経済政策と通貨協力でより強い連携」(バレ報告書〔Commission Memorandum to the Council on the co-ordination of economic policies and monetary co-operation within the Community "Barre Report" 1969年2月12日 (英語、PDF形式)〕)が必要であるとし、これに続いて1969年にハーグにおいて加盟国首脳会談が開かれ、1970年代末までに経済通貨同盟を設置する計画を策定した。
それまでのさまざまな提唱をもとに、ルクセンブルク首相兼財務相ピエール・ヴェルナーが議長を務める専門家部会は1970年10月に3段階を経る経済通貨同盟の詳細な計画(ヴェルナー報告書〔Report to the Council and the Commission on the realization by stages of economic and monetary union "Werner plan" 1970年10月8日 (英語、PDF形式)〕)をまとめ上げた。この計画は USドルと金との交換を停止するという1971年8月のニクソン・ショックと1972年の原油価格の上昇を受けて頓挫した。
経済通貨統合に関する議論が再び開始されたのは1988年6月のハノーファー欧州理事会においてであり、この会議では全12加盟国の中央銀行総裁で構成され、欧州委員会委員長ジャック・ドロールが議事進行を務めた特別委員会は、経済通貨同盟の設置に向けた明確で具体的、現実的な方法を伴う新たなタイムテーブルを発案するよう求められた。
1989年のドロール報告書〔Report on economic and monetary union in the European Community "Delors report" 1989年4月12日 (英語ほか4言語、要Flash Player)〕では3つの段階に分かれた経済通貨統合の計画がまとめられ、欧州中央銀行制度につながっていく機関の設置も示されており、この機関では通貨政策の策定と実施を担うとされた。
経済通貨統合の実施に向けた3つの段階とは以下のものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「欧州連合の経済通貨統合」の詳細全文を読む




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