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正則グラフ(せいそくグラフ、)は、グラフ理論において、各頂点の隣接する頂点数が全て同じであるようなグラフである。すなわち、全ての頂点の次数が等しい。頂点の次数が ''k'' の正則グラフを 「''k''-正則グラフ」または「次数 ''k'' の正則グラフ」と呼ぶ。 次数2までの正則グラフの分類は容易である。0-正則グラフは連結されていない頂点で構成され、1-正則グラフは連結されていない辺で構成され、2-正則グラフは連結されていない閉路で構成される。 3-正則グラフは立方体グラフとも呼ばれる。 正則グラフのうち、隣接する2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ ''l'' 個で、隣接しない2つの頂点に共通する隣接点が常に同じ ''n'' 個となっているものを強正則グラフという。正則だが強正則でない最小のグラフは、6頂点の閉路グラフかつ循環グラフである。 完全グラフ は任意の について強正則である。 クリスピン・ナッシュ=ウィリアムズの定理によれば、2''k''+1 個の頂点から成る ''k''-正則グラフには必ずハミルトン路がある。 ファイル:0-regulární graf na 6 vrcholech.png|0-正則グラフ File:1-regulární graf na 6 vrcholech.svg|1-正則グラフ File:2-regulární graf na 6 vrcholech.svg|2-正則グラフ File:3-regular graph2.svg|3-正則グラフ == 代数的属性 == あるグラフの隣接行列を ''A'' とする。そのグラフが正則であることは、''A'' の固有ベクトルが であることと同値である〔Cvetković, D. M.; Doob, M.; and Sachs, H. Spectra of Graphs: Theory and Applications, 3rd rev. enl. ed. New York: Wiley, 1998.〕。その場合、その固有値はそのグラフの次数となる。他の固有値に対応した固有ベクトルは と直交なので、そのような固有ベクトル について が成り立つ。 次数 ''k'' の正則グラフが連結していることと、固有値 ''k'' の重複度が1であることは同値である〔。 正則な連結グラフの判定基準も存在する。グラフが連結かつ正則であることと、 である行列 ''J'' がそのグラフの隣接代数(''A''の冪乗の1次結合)にあることは同値である。 グラフGは''k''-正則グラフで、直径D、隣接行列の固有値群は とする。Gが2部グラフでないなら、次が成り立つ。 ここで である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「正則グラフ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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