翻訳と辞書
Words near each other
・ 正安
・ 正安 (大理)
・ 正安 (曖昧さ回避)
・ 正安サービスエリア
・ 正安寺 (新潟市)
・ 正安息香酸
・ 正安橋
・ 正安県
・ 正宗
・ 正宗 (曖昧さ回避)
正宗・バーグマン環化
・ 正宗一成
・ 正宗分
・ 正宗十哲
・ 正宗厳敬
・ 正宗太極拳
・ 正宗得三郎
・ 正宗敦夫
・ 正宗白鳥
・ 正宗龍統


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

正宗・バーグマン環化 : ミニ英和和英辞書
正宗・バーグマン環化[まさむね ばーぐまんかんか]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ただし, せい, しょう]
 【名詞】 1. (logical) true 2. regular 
正宗 : [まさむね]
 (n) sword blade by Masamune
: [そう, しゅう]
 【名詞】 1. sect 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [わ, かん]
 【名詞】 1. circle 2. ring 3. link 4. wheel 5. hoop 6. loop
環化 : [かんか]
 【名詞】 1. cyclization 2. cyclisation
: [か]
 (suf) action of making something

正宗・バーグマン環化 : ウィキペディア日本語版
正宗・バーグマン環化[まさむね ばーぐまんかんか]
正宗・バーグマン環化(まさむね・バーグマンかんか、)は、エンジインが適した水素供与体存在下で加熱された時に起こる転位反応である。正宗・バーグマン反応あるいは正宗・バーグマン環化芳香族化とも呼ばれる。環化芳香族化反応では最も有名でよく研究がなされている。反応生成物はベンゼン誘導体である。
本反応は熱反応あるいは熱分解(200 ºC以上)によって進行し、短寿命で非常に反応性の高い''p''-ベンザインビラジカル種を形成する。これは1,4-シクロヘキサジエンといったいかなる水素供与体と反応する。四塩化炭素によってクエンチされた時の反応生成物は1,4-ジクロロベンゼンであり、メタノールでは反応生成物はベンジルアルコールとなる。
エンイン部分が10員環炭化水素環(例えばシクロデカ-3-エン-1,5-ジエン)に取り込まれていると、反応物の環歪みが増大することによって、反応は37 ºC以下の低い温度でも進行する。
カリケアミシンといった天然物は同様の10員環を含んでおり、細胞毒性を示すことが明らかにされている。これらの化合物は上述のようにジラジカル中間体を生成し、DNA一重鎖あるいは二重鎖の切断を引き起こす。この性質を利用したマイロターグといったモノクローナル抗体を含む新薬も開発されている。
構造中にクロロベンゼン部位を持つスポロリド類といったある生体分子の形成においてビラジカル機構が働いていることも提唱されている。この機構では、ハロゲン化物塩がハロゲンを供与する。DMSO中37 ºCでエンジインのシクロデカ-1,5-ジイン-3-エン、ハロゲン源として臭化リチウム、水素源として酢酸を用いたモデル反応はこの理論を支持している。
この反応はエンジイン対して一次で、''p''-ベンザインの形成が律速段階であることが明らかにされている。次に、ハロゲン化物イオンが新たなBr-C結合の形成において2電子を供与し、ラジカル電子が一時的なC1-C4結合を通じて受け渡され、アニオン中間体が形成されると考えられている。このアニオンは強力な塩基であり、DMSOからプロトンを引き抜き最終生成物となる。ジブロミドあるいはジハロゲン生成物(テトラリン)は形成されない。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「正宗・バーグマン環化」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.