|
(n) tangent =========================== ・ 正 : [ただし, せい, しょう] 【名詞】 1. (logical) true 2. regular ・ 正接 : [せいせつ] (n) tangent
三角関数(さんかくかんすう、)とは、平面三角法における、角の大きさと線分の長さの関係を記述する関数の族および、それらを拡張して得られる関数の総称である。三角関数という呼び名は三角法に由来するもので、後述する単位円を用いた定義に由来する呼び名として、円関数(えんかんすう、)と呼ばれることがある。 三角関数には以下の6つがある。 *sin(正弦、) *sec(正割、) *tan(正接、) *cos(余弦、) *csc(余割、) *cot(余接、) 特に は幾何学的にも解析学的にも良い性質を持っているので、様々な分野で用いられる。例えば波や電気信号などは正弦関数と余弦関数を組み合わせることで表現することができる。この事実はフーリエ級数およびフーリエ変換の理論として知られ、音声などの信号の合成や解析の手段として利用されている。他にもベクトルの外積や内積は正弦関数および余弦関数を用いて表すことができ、ベクトルを図形に対応づけることができる。初等的には、三角関数は実数を変数とする一変数関数として定義される。三角関数の変数の対応するものとしては、図形のなす角度や、物体の回転角、波や信号のような周期的なものに対する位相などが挙げられる。 三角関数に用いられる独特な記法として、三角関数の累乗と逆関数に関するものがある。通常、関数 の累乗は や のように書くが、三角関数の累乗は のように書かれることが多い。逆関数については通常の記法 () と同じく、 などと表す(この文脈では従って、三角関数の逆数は分数を用いて のように、あるいは などと表される)。文献あるいは著者によっては、通常の記法と三角関数に対する特殊な記法との混同を避けるため、三角関数の累乗を通常の関数と同様にすることがある。また、三角関数の逆関数として と添え字する代わりに関数の頭に とつけることがある(たとえば の逆関数として の代わりに を用いる)。 三角関数に似た性質を持つ関数として、指数関数や双曲線関数、ベッセル関数などがある。また、三角関数を利用して定義される関数としてしばしば応用されるものにsinc関数がある。 == 定義 == === 直角三角形による定義 === 直角三角形において、1 つの鋭角の大きさが決まれば、三角形の内角の和は であることから他の 1 つの鋭角の大きさも決まり、3 辺の比も決まる。ゆえに、角度に対して辺比の値を与える関数を考えることができる。 を直角とする直角三角形 ABC において、それぞれの辺の長さを と表す(図を参照)。 に対して三角形の辺の比 が決まることから、 : という 6 つの値が定まる。それぞれ正弦( サイン)、正割( セカント)、正接( タンジェント)、余弦( コサイン)、余割( コセカント)、余接( コタンジェント)と呼び、まとめて三角比と呼ばれる。ただし は長いので と略記することも多い。ある角 に対する余弦、余割、余接はその角 の余角 に対する正弦、正割、正接として定義される。 : 三角比は平面三角法に用いられ、巨大な物の大きさや遠方までの距離を計算する際の便利な道具となる。角度 の単位は、通常度またはラジアンである。 三角比、すなわち三角関数の直角三角形を用いた定義は、直角三角形の鋭角に対して定義されるため、その定義域は が 0° から 90° まで(0 から まで)の範囲に限られる。また、 の場合 が、 の場合 がそれぞれ定義されない。これは分母となる辺の比の大きさが 0 になるためゼロ除算が発生し、その除算自体が数学的に定義されないからである。一般の角度に対する三角関数を得るためには、三角関数について成り立つ何らかの定理を指針として、定義の拡張を行う必要がある。後述する単位円による定義は初等幾何学におけるそのような拡張の例である。他に同等な方法として、正弦定理や余弦定理を用いる方法などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三角関数」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trigonometric functions 」があります。
=========================== 「 正接 」を含む部分一致用語の検索リンク( 2 件 ) 正接 誘電正接 スポンサード リンク
|