|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 正 : [ただし, せい, しょう] 【名詞】 1. (logical) true 2. regular ・ 正規 : [せいき] 1. (adj-na,n,adj-no) regular 2. legal 3. formal 4. established 5. legitimate ・ 順 : [じゅん] 1. (adj-na,n,n-suf) order 2. turn ・ 順序 : [じゅんじょ] 【名詞】 1. order 2. sequence 3. procedure ・ 序 : [ついで] 【名詞】 1. (uk) opportunity 2. occasion ・ 積 : [せき] 【名詞】 1. (gen) (math) product
場の量子論において、正規順序積(せいきじゅんじょせき、)とは場の演算子の積において、消滅演算子が生成演算子の右側にくるように並び替えた積のこと。正規積(せいきせき、)とも呼ばれる。正規順序積であることを表すのには、先頭にを付けるもしくは両脇を:で囲む記法が用いられる。正規順序積は真空期待値が常にゼロとなる性質を持つ。古典場のハミルトニアン等の物理量を単純に量子化した場合した場合、その真空期待値が発散することがあるが、正規順序積を考えることで物理的に意味をもつ量を取り出すことができる。また、時間成分の順序で並び変えた時間順序積と正規順序積は演算子レベルのウィックの定理で結び付けられる。 == 定義 == をボーズ粒子またはフェルミ粒子の生成演算子、を対応する消滅演算子とする。このとき、とからの積からなる単項式について、生成演算子の右側に消滅演算子がくるように並び替えた積を正規順序積と呼ぶ。但し、並び替えにおいては、生成演算子同士、消滅演算子同士については順序を変えないものとする。また、フェルミ粒子の演算子同士の順序の入れ替えについては、その回数に応じて、符号を変えるものとし、それ以外の入れ替えについては、符号を変えないものとする。 例えば、、をボーズ粒子の生成消滅演算子とすると : : となる。 一方、フェルミ粒子の生成消滅演算子とすると : : である。 この単項式について定義された正規順序積は、線形性と分配法則を保つ形で生成消滅演算子の線形和や積に拡張される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「正規順序積」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|