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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 縁 : [よすが, えん] (n) a means of living, limbus, margin
此縁性(しえんしょう、, イダッパッチャヤター、, イダムプラティヤヤター)とは、釈迦が説いたとされる仏教の縁起説の1つであり、その性質を指す。 == 概要 == 此縁性の出典としてよく持ち出されるのが、パーリ仏典経蔵小部『自説経』(ウダーナ)の冒頭〔『ウダーナ』1・1-1・3〕等に表れる、以下の表現である。 このように、「此」に縁って「彼」が規定され、有無生滅する関係を表しているので、これを「此縁性」〔なお、この「idappaccayatā」という語は、宇井伯寿博士らによって、「相依性」という不正確な訳語が当てられていた歴史的経緯があることに、注意が必要。今日、「相依性」とは、大乗仏教中観派に見られる双方向的な関係を指す語となっている。参考:『龍樹』中村元〕と呼ぶ。 この「此」とは「煩悩」(あるいは、それに無自覚な「無明」の状態)を指しており、「彼」とは「苦」を指す。したがって、上記の命題は、 #「「煩悩」(無明)が有れば、「苦」が有り」 #「「煩悩」(無明)が無ければ、「苦」が無い」 #「「煩悩」(無明)が生じれば、「苦」が生じ」 #「「煩悩」(無明)が滅すれば、「苦」が滅す」 と言い換えることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「此縁性」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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