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武井廃寺塔跡(たけいはいじとうあと)は、群馬県桐生市新里町武井598にある古代寺院の跡と伝えられている遺跡である。1941年(昭和16年)に国の史跡に指定された。 == 概要 == 武井廃寺塔跡は土を盛って作られた基壇上に直径107cmの礎石状の安山岩製加工石があり、その中央部に直径42cm、深さ38cmの穴が開けられている。周辺より奈良時代の瓦が出土したことも勘案し、この加工石を塔の心礎(心柱を支える礎石)と見なして昭和16年に国の史跡に指定された。 しかし、これ以外に礎石が発見されず、また地形が傾斜していて寺院が建っていたにしては不自然であるため寺院遺跡であることが疑問視されるに至り、1969年(昭和44年)に調査した結果、基壇は一辺約7.8mの八角形で斜面に化粧石が施された特殊な構築物であることが判明した。周辺地域より出土する石製骨蔵器に酷似していること、基壇の築成が粗雑であること、基壇の形状が畿内にみられる八角形墳と酷似していることなどから、現在では寺院跡ではなく奈良時代の火葬墓と推定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「武井廃寺塔跡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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