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武宏平[たけ こうへい]
武 宏平(たけ こうへい、1943年4月13日 - )は、日本中央競馬会の栗東トレーニングセンターに所属していた元調教師である。京都府出身。同志社香里中学校・高等学校、麻布大学卒業。 父は騎手・調教師であった武平三。元騎手の武永祥、武牧場の武勇はそれぞれ実弟、元騎手の武英智は甥、調教師の作田誠二は義弟である。 == 経歴 == 京都競馬場所属調教師・武平三の長男として生まれる。4歳上の従兄に、平三に弟子入りしていた武邦彦がおり、生活を共にしていた。「競馬の世界は苦労する」という母の助言もあって幼少期から獣医師を志し、高校卒業後、麻布大学獣医学部に進学。同級生に松山康久がおり、共に馬術部に所属した。在学中、シンザンが史上2頭目のクラシック三冠を達成して世間の競馬に対する注目度が高まり、修士卒業後の1968年、平三の元に戻り、厩務員、次いで調教助手となった。しかし直後に厩舎の管理馬が競馬法に違反する栄養剤を与えられていたことが発覚し、平三は3年間の管理停止、宏平は小野留嘉厩舎預かりとなった。次いで戌亥信義厩舎に移籍の後、平三の処分解除に伴って武厩舎に戻った。 1976年、2度目の受験で調教師免許を取得。2年後の1978年、栗東トレーニングセンターに自身の厩舎を開業した。1984年、ゴールドウェイがきさらぎ賞を制し、重賞競走初勝利を挙げる。翌年のニュージーランドトロフィー4歳ステークス以降、長らく重賞勝利がなかったが、2004年にメルシータカオーが中山大障害を制し、開業26年目でGI競走に初勝利。2007年にはメルシーエイタイムも中山大障害を制覇した。2009年には武牧場の生産馬・スリーロールスが菊花賞を制し、平地GI級競走およびクラシック競走初制覇を果たした。菊花賞は1984年にゴールドウェイで臨んでシンボリルドルフの2着に終わっており、25年越しの雪辱となった。2014年に定年を迎え、同年の2月28日付で引退となり、22日には京都競馬場で引退式が行われ大勢のファンに惜しまれ、引退した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「武宏平」の詳細全文を読む
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