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武蔵野操車場(むさしのそうしゃじょう)は、かつて埼玉県三郷市および北葛飾郡吉川町(現・吉川市)にあった、日本国有鉄道(国鉄)の貨物列車用の操車場(ヤード)である。 == 概要 == 武蔵野線が開通した1年半後の1974年(昭和49年)、同線の吉川駅と三郷駅の間に日本最大(全長5.2km、最大幅約350m)の操車場として誕生した。当時最新式を誇ったYACS(Yard Automatic Control System)を採用することによって自動化された操車場を目指していた。貨車の仕分け・組成はコンピュータで処理され、入場してくる列車の機関車及び貨車番号のカメラによる読み取り〔武蔵野操車場に入線する機関車はカメラによる読み取り対応として、側面の機関車番号を金属地から白色塗料で着色する対策がとられていた。〕とデータ化、入力した貨車番号や行き先等のデータによる仕分け作業の自動化が行われ、大幅な省力化と運送時間の短縮を実現した。貨車組み替えの際も、無線操縦の機関車によってハンプと呼ばれる坂に貨車の押し上げ分離を行い突放し、自動的にポイントを切り替えて目的別に貨車を組み替える。また、速度検出装置とカーリターダーを使用することによって貨車を連結する速度を一定以下に抑えるようにブレーキをかける等、人手を使わない最新鋭のシステムを誇っていた。いわゆる「ハンプヤード」である。 また操車場内には武蔵野機関区も設置されておりDE11が11両配属されていた。 しかし、当時の国鉄の経営悪化等の影響によるヤード集結型貨物輸送の廃止(→1984年2月1日国鉄ダイヤ改正も参照)にともない、開業わずか10年後の1984年(昭和59年)に機能を停止、1986年(昭和61年)に正式に廃止された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「武蔵野操車場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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