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歩持 : ミニ英和和英辞書
歩持[ほ, ふ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほ, ふ]
 【名詞】 1. a step 2. a stride 3. counter for steps 

歩持 ( リダイレクト:年寄 ) : ウィキペディア日本語版
年寄[としより]

年寄(としより)とは、公益財団法人日本相撲協会(以下「協会」)の構成役員である。親方の敬称で呼ばれ、年寄そのものを親方ともいう。
現役を引退した力士が協会に残るためには、原則として年寄になる必要がある(若者頭世話人など例外もある。なお、相撲部屋と個々に契約しているコーチマネージャーは協会員ではない)。停年(定年)は65歳だが、希望者は70歳まで再雇用できる。

== 由来 ==
江戸時代初期には各地で相撲興行集団が形成された。当初は浪人の集団や力士自身が勧進元となって興行が催されていたが、他の草相撲集団との諍いや暴力沙汰が絶えず、慶安寛文年間には幕府によって相撲禁止令が出された。しかし相撲人気は衰えるどころかますます盛んになり、業を煮やした幕府は、江戸における相撲興行を寺社奉行の管轄下におくこととし、そのために相撲集団の責任の所在を強く求めた。
その結果、貞享元年(1684年)に雷権太夫をはじめとする株仲間(相撲牢人と称した力士経験者の一団)が相撲興行の秩序を維持することを前提に、幕府は深川八幡宮(現在の富岡八幡宮)境内での勧進相撲を許可することとなった。これが現在に続く大相撲の発祥である。
そのため、角力会所(当時の名称)は、その後の運営を自発的に行うために、力士経験者を年寄というかたちにして、株仲間の制度を適用して、ギルド的結合を維持することとなった。年寄襲名の条件は時代によって異なるが、この制度のために、現在まで、相撲協会は現役経験者によって運営される、職能団体としての性格をも持つようになっている。
江戸時代の年寄は役員として筆頭、筆脇、中改に分かれ、さらに興行権を持つ歩持(ぶもち)と平年寄に分かれていた。歩持は会所に加入金を納め、興行を開催する権利を有していた。平年寄は加入金を納める必要はなかったが、出世の道は閉ざされていた。
興行は2人の歩持が受け持った。興行に伴う収益の分配金は莫大な金額になり、勧進元の遊びっぷりは江戸の豪商顔負けであったという。そして役員の権力が増大していき、シャモ帳と呼ばれる会所の大福帳を閲覧できるのは幹部のみ。そのため会計はドンブリ勘定になり、数えるのが面倒だという理由で収益はで計って配分されていた。
このような幹部の横暴に対して明治時代になると会所内部から不満が爆発し、機構改革が図られる。会所の権力を握っていた筆頭、筆脇の制度が廃止され、明治19年には角力会所が角力協会と名称変更される。筆頭は取締、筆脇は副取締、中改は勝負検査役と改称。差別的な平年寄の待遇も改善され、全ての年寄が歩持になった。役員も全年寄の選挙によって選ばれるようになった。
ただし、不況時の歩持は興行の赤字を身銭を切って負担しなければならない厳しい一面もあった(逆割りという)。
昭和32年に歩方と呼ばれる月給制度が取り入れられ、年寄の生活がやっと安定するようになった。
昭和36年1月1日より、年寄の65歳定年制が導入された。それまでは年寄名跡は終身有効であったが、後述の通り力士の平均寿命はもともと一般人よりも短く、年寄の多くは若くして亡くなっていたため、かつての大相撲においては年寄の定年制がなくても特に問題はなかった。事実、日本人の平均寿命が80歳代と長くなった現在においても、65歳の定年を迎える前に亡くなる年寄は決して少なくない。
平成26年11月16日より、定年を迎えて退職した年寄の再雇用制度が導入された。希望者は再雇用が認められれば最長で5年間年寄名跡を保有したまま参与の立場で協会に残ることができるが給与は現行の7割になる。また、部屋を持つことや協会の役員になることもできない。導入8日後の11月24日に65歳となった16代楯山が最初の適用者となった(同年12月6日付で適用)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「年寄」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toshiyori 」があります。




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