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『歴史を紀行する』(れきしをきこうする)は、司馬遼太郎の随筆。同作者にとって初の随筆集にあたる。1968年(昭和43年)1月から同年12月まで文藝春秋に連載された。1969年第30回文藝春秋読者賞受賞。 地方の持つ風土的気質、性格、思考法などが日本の歴史に少なからぬ影響を及ぼしたと筆者は考え、それら風土的特質を捉えようと連載が開始された。第1回の高知編こそ取材内容を一度纏めた上で執筆されているが、第2回からは取材行程を追った時系列での描写が中心になり、面会した人物やタクシー運転手とのやり取りなど、後の紀行文集『街道をゆく』の雛形とも言える形式に変化した。 == 目次 == # 竜馬と酒と黒潮と[高知] # 会津人の維新の傷跡[会津若松] # 近江商人を創った血の秘密[滋賀] # 体制の中の反骨精神[佐賀] # 加賀百万石の深い眠り[金沢] # “好いても惚れぬ”権力の貸座敷[京都] # 独立王国薩摩の外交感覚[鹿児島] # 桃太郎の末裔たちの国[岡山] # 郷土閥を作らぬ南部気質[盛岡] # 忘れられた徳川家のふるさと[三河] # 維新の起爆力・長州の遺恨[萩] # 政権を亡ぼす宿命の都[大阪] 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「歴史を紀行する」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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