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歴史見直し研究所もしくは歴史修正研究所(The Institute for Historical Review、略称IHR)は1978年に設立された、ホロコースト否認において世界で最も先導的な組織である〔「ホロコースト否認において世界で最も先導的な組織(The world's leading Holocaust denial organisation)」という記述はグーグル(Google) とCNN(2002年3月5日)で使われている。同様の記述はデイヴィット・ワイマン・ホロコースト研究所(David S. Wyman Institute for Holocaust Studies)、デンマーク・ホロコーストおよびジェノサイド研究センター(The Danish Center for Holocaust and Genocide Studies)、「ナショナル・レヴュー(The National Review)」誌2003年4月7日号、マイケル・シャーマー(Michael Shermer)とアレックス・グロブマン(Alex Grobman)共著の「Denying History」(University of California Press、2002年)でも使用されている。〕。同研究所は自らを「大衆の歴史認識をより広く推進する目的にささげられた、公共の利益に資する教育・研究・出版のセンターである」と説明している。オフィスはカリフォルニア州南部オレンジ郡にある。 ==歴史== IHRはもともとイギリスの極右団体ナショナル・フロント(British National Front)の元メンバーであるデイヴィット・マッカルデン(David McCalden、またはルイス・ブランドンとして知られる)と、現在はすでに消滅しているアメリカの極右団体リバティー・ロビー(Liberty Lobby)の会長であったウィリス・カート(Willis Carto)によって設立されたが、内部の権力抗争により両者ともIHRでの支配力を失った。リバティー・ロビーは 現在は「アメリカン・フリー・プレス(American Free Press)」誌に改組されている週刊誌「ザ・スポットライト(The Spotlight)」を発行していたことで非常によく知られた反ユダヤ組織であった。現在のIHR会長は、1995年以来、マーク・ウィバー(Mark Weber)(写真) である。 1979年から、「アウシュヴィッツ強制収容所に人間を殺害する目的のガス室が存在したという事実の立証」に対して5万ドルの賞金を公に提供していた。賞金は(4万ドルの追加金と共に)1985年にアウシュヴィッツの生存者メルウィン・メーメルシュタイン(Melvin Mermelstein)に支払われることとなった。IHRは当初メーメルシュタインの立証(アウシュヴィッツでの体験に関する署名された宣誓証言書)を無視していたので、メーメルシュタインは契約不履行(Breach of contract)でIHRを訴え、賞金を勝ち取った。メーメルシュタイン裁判の結果として、カリフォルニア州上級司法裁判所はホロコーストが議論の余地のない明白な法的事実であると断じた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「歴史見直し研究所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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