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『死の断崖』(しのだんがい)は1982年1月26日、日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠(21:02-22:54)にて放映されたテレビドラマ。主演は松田優作。 ==ストーリー== 尾形徹男(松田優作)は、大手商社の社員で、社長の大橋浩太郎(岡田英次)の秘書。浩太郎も、徹男の実力は認め、会社には必要な人間と言っている。もう一方で徹男は、浩太郎の社長令嬢である美千代(一色采子)と恋仲で、美千代は徹男の子を身ごもっていた。しかし浩太郎は、徹男が貧しい生まれだから美千代との仲を認めなかった。そしてある日、浩太郎は愛人宅で脳出血で倒れる。一命は取り留めたが、浩太郎は突如、徹男に北海道北見支店へ転勤を命じる。それとともに美千代をアメリカに飛ばすとも・・。徹男は、綿密な計画のうえ、浩太郎のもとを訪ね、注射器で点滴のチューブに空気を注射する。浩太郎の容態は急変し、脳出血の発作による心不全で死亡。 3ヶ月後、徹男と美千代は結婚し、亡くなった浩太郎の遺産も入るが、結婚生活は幸せなものではなかった。 その後、以前徹男と仲良くしていた有川久代(竹田かほり)から手紙が徹男宛てに届き、真相を確かめるべく久代のアパートに向かう。そして久代の部屋で、徹男が久代にプレゼントしたペーパーナイフが見つかる。それは美千代が徹男にプレゼントしたものなのに・・。美千代は顔色を変えて無言でアパートを飛び出し、病院へ向かう。そこで「脳出血の発作で亡くなれば遺言も出来ない」と浩太郎の主治医から聞かされ、そこで浩太郎の死の真相を知る。徹男は「社長の遺言で鉄男と美千代の仲を認める」と言ったが嘘だったのだ。帰宅した美千代は、「結婚したのは財産目当てであり、徹男が自分を本当に愛していなかった。」と徹男に言い放ち、揉み合いの末、美千代を殺害してしまう。 その足で徹男は美千代の死体を車のトランクに入れ、大橋家の別荘近くまで行く。 「愛していたのに・・」 そう思いながら徹男は運転してきた車の運転席に美千代を座らせ、崖下に車を転落させ、事故死に見せかける。その崖の上で徹男は蹲り、泣く。 美千代が亡くなってから7日後、徹男は商社の重役に推薦され、美千代の姉、慶子(夏木マリ)が大橋邸を訪れる。慶子は美千代の部屋を見て、なんとなく美千代の死を疑問に思っていた。その後、浩太郎から美千代との結婚を賛成されていた野上(西田健)、そして久代のもとを訪ね、真相を探ろうとする。なぜ徹男は浩太郎の株の名義変更を急いでいたのか?なぜ慶子が美千代に贈り、美千代が徹男に贈ったペーパーナイフを久代が持っているのか? 事故現場を訪れた慶子は、徹男が犯人と確信する。しかし崖の上には、バイクで慶子を追ってきた徹男の姿が・・。 この近くには別荘がある。慶子は別荘に逃げ込む。数時間経ってから外に出ようと試みると、そこには徹男がいた。まちぶせしていたのだ。慶子は別荘に監禁される。 「社長を殺して、美千代を殺して、そして3人目なんて無理だよ・・。」 徹男は既に我を失っていた。別荘の電話は使えない、2階から脱出しようとしても徹男に阻止される。そんな閉ざされた時間の中で、慶子の精神状態にも限界が来る。慶子はナイフを握り、ソファーで寝ている徹男を刺殺しようとする。その瞬間、徹男は慶子に抱きつき、徹男の腹部にナイフが刺さる。 「追い詰められるのは辛い、そして誰かを殺すのは寂しい。でも、ここで死ぬのは美千代との心中だな。」 徹男は、そう言うと腹部からナイフを自力で抜き、美千代の後を追うかのように車に乗り、雪原を歩き、途中で倒れる。 その後、富士佐倉高原の別荘地の雪原で男の変死体が発見される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「死の断崖 (テレビドラマ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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