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死滅遊戯(しめつゆうぎ、原題Amused To Death)は、1992年に発表されたロジャー・ウォーターズのアルバム。ブルース・リー主演の映画『死亡遊戯』と邦題が似ているが、内容はまったく関係ない。 ウォーターズ自身はソングライターとヴォーカリストに徹しており、演奏面は多数の腕利きミュージシャンで固めている。ジェフ・ベック、イーグルスのドン・ヘンリー、TOTOのスティーヴ・ルカサーとジェフ・ポーカロ、P.P.アーノルドなど多彩な面々が招かれた。 共同プロデューサーとして、マドンナなどを手掛けたことで知られるパトリック・レナードを迎えている。アルバム全編に渡りバックで虫の鳴き声や鳥のさえずりが聴かれ、これまで以上に様々なSE(効果音)を随所で使っており、緻密に計算されたサウンドを構成している。 ウォーターズお得意のコンセプト・アルバムの究極型とも言える作品。ニール・ポストマン著「Amusing Ourselves To Death」にインスパイアされ、TV社会が現代にもたらした弊害を中心テーマにしている。湾岸戦争や天安門事件などをTVにおけるエンターテイメントの一種であると歌い、TVを通しての戦争観戦やTVを通して生まれた革命運動家などを独特の視点で批判している。エンディングでは、人類は遊び尽くして滅亡する(Amused To Death)という結末を迎える。 全英8位、全米21位とソロとしては最もチャート的に成功した作品となった。プレスからの評価も高く、「『ザ・ウォール』以来の情熱的な作品」と評された。 2015年にカバーアートを新たにしたリマスターCDや5.1chサラウンドを収録したBlu-ray audioやSACDが発売された。 ==収録曲== #ビル・ヒュバードのバラード ''The Ballad Of Bill Hubbard'' #神話 パート1 ''What God Wants, Part I'' #完全真理 パート1 ''Perfect Sense, Part I'' #完全真理 パート2 ''Perfect Sense, Part II'' #勇気ある撤退 ''The Bravery Of Being Out Of Range'' #レイト・ホーム・トゥナイト パート1 ''Late Home Tonight, Part I'' #レイト・ホーム・トゥナイト パート2 ''Late Home Tonight, Part II'' #トゥー・マッチ・ロープ ''Too Much Rope'' #神話 パート2 ''What God Wants, Part II'' #神話 パート3 ''What God Wants, Part III'' #ウォッチングTV ''Watching TV'' #三つの望み ''Three Wishes'' #奇蹟 ''It's A Miracle'' #死滅遊戯 ''Amused To Death'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「死滅遊戯」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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