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みかた残酷マラソン全国大会(みかたざんこくマラソンぜんこくたいかい)は、兵庫県美方郡香美町小代区で毎年6月に行われているマラソン大会である。 == 概要 == 「みかた残酷マラソン全国大会」は、香美町小代区内の各所を巡る、高低差400mを周回するうねりのある24kmのハードコースを、個人戦(男女別・年齢別)・団体戦(4人1チームの合計タイム)で競う大会である。1993年に始まった〔1995年のみ、阪神・淡路大震災の影響で当初の開催日より1週間延期となった。〕。 小代区は、氷ノ山後山那岐山国定公園に指定された1000m級の山々に囲まれている。その急傾斜地の自然を利用して、棚田や集落、森林の中の大きなうねりのある坂道を走るコースを設定している。 標高差を利用したマラソン大会は、現在では各所で行われているが、その走りのひとつである。 山岳地域である小代の高低差をプラスに捉えて活用した「残酷」なコースであるが、リピーターが多く、小代区の人口よりも多くの参加者が集まっている〔香美町小代観光協会「区民みんなでおもてなし 残酷マラソン大会」 〕。 この大会の特徴のひとつは、多くの小代区民の応援・協力である。 具体的にはまず、大会前から、小学生・中学生を中心に区民が参加者全員に応援メッセージを送り、交流をはかる。 大会当日は沿道にて手づくりの旗を振り応援する。 13か所の給水ポイントでは、小代区内の22の地区が協力し、それぞれ工夫を凝らした温かい応援ともてなしをする。 ゴール会場では地元のボランティアスタッフ・中学生・婦人会が、冷たいトマト、ソーメン、飲み物などを振る舞い、選手の疲れを癒す。ここでも応援メッセージにより結ばれた選手と区民との交流が各所で行われている。 こうした住民参加と、真の意味での「交流」が、この地域資源を活用した大会の持続につながっている〔。 この点が評価され、この大会は香美町小代区の「日本で最も美しい村」連合加盟認定(2012年10月)の際の登録地域資源2つのひとつ(もうひとつは「『和牛のふるさと』としての小代」)となった〔。 上位入賞者には、但馬牛の肉が贈られる〔残酷マラソンに挑戦 高低差400メートルの難コースながらも本紙記者優勝(産経新聞2012年6月16日) 〕。 なお、毎年参加している高石ともやを交えた、有志による前夜祭も開催されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「みかた残酷マラソン全国大会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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